AS21256-脇差:河内守藤原国助(初代)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(特別貴重刀剣)
銘: 河内守藤原国助(初代)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は河内守藤原国助(初代) としては上々作にランクされる作品です。
藤代刀工辞典  新刀:上作:業物:摂津
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:1尺4寸5分(43.94センチ)
反り:5分(1.515センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.07センチ
先幅:2.12センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 465グラム
時代:江戸時代寛永の頃
体配:身幅、重深ねしっかりとして反りがつき、鋒が伸びた体配の良い姿。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地沸がつき、
国廣を思わせる地金となる。
刃紋:沸出来互の目乱れに匂口が深く足、柔らかく入る。
帽子、のたれて丸く返る

特徴:初代国助は、三重県伊勢亀山で出生した後に國広門下となる。
初代和泉守国貞同様に堀川国広の弟子で國貞同様に刃紋、地金共に酷似する。 一般的には國助は、國広門下ではあるが越後守国儔に学び作風も同様で寛永2年に河内守を受領した。國広が亡くなった後に國貞と共に大阪に移住し大阪鍛冶の先駆者となる。 
初代國助の2代は拳丁字で有名な中河内であるが技巧的な刃紋に終始する。
一方初代作は野趣に富んだ相伝風となりその作品は愛刀家垂涎の作品であります。作刀作品が少なくどれも名品であります。
本作は國広の如く手癖が酷似し野趣に富んだ放胆な作柄で体配が頑健である事も素晴らし

拵:
鍔:木瓜型鉄鍔に松の木と太陽、鶴の飛ぶ姿を高彫し金と銀で色絵をほどこす
縁頭:赤銅魚子地に梅の花とウグイスの図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒呂色鞘
目貫:梅の花を赤銅で高彫し金で色絵をほどこす
小柄:赤銅魚子地に雲龍の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言:もともと侍の身分であったが主家が滅亡した為刀工を目指して京に出て正確には越後守国儔に学び
初代国貞と共に鍛錬技術を学ぶ。その為作風は国貞とよくにた作風となる。 二代中河内の作風とは大きく異なり、華やかな拳丁子乱れとは異なり相州伝風の互の目乱れが多い。
体配がよくしっかりとした作品であり、拵えもまずまずの作品です。 お勧めできる作品です。

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2021/07/07 (水) 11:25

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