AS21021-短刀:無銘(水心子正次)

説明

短刀:白鞘入り、拵え付き(貴重刀剣)(拵:特別貴重刀装具)
銘: 無銘(水心子正次)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(水心子正次) としては上々作にランクされる作品です。
新新刀:上作:武蔵
研磨済み

はばき:銀一重
刃長22.3センチ
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.42センチ
重ね:0.74センチ
刀身重量:175グラム

時代:江戸時代末期
体配:冠落としを思わせる作品で身幅が広く
重ね厚くがっしりとした作品。
地鉄:小板目肌実に良く練れて肌立ち
地沸が付き地景風の地金が見て取れる。
刃紋:刃区より直刃、その先沸出来、丸みを帯びた
互の目乱れとなり足が良く入る。
帽子のたれて丸く返る。

特徴:水心子正次は直胤の子で父から鍛錬技術を学び
その後直胤の師匠であった二代水心子正秀の養子で
心子正秀初代の元で学びました。しかしながら作風は直胤に酷似して相州伝を主に焼き上げる。
蔓延元年3月11日に亡くなる。     

拵: 特別貴重刀装具
鍔:鉄地ではみ出し鍔を、周りを葡萄と思われる図柄を高彫し
金で色絵をほどこす。
縁頭:鐺:四分一地に波と龍を高彫し金で色絵をほどこす。銘:一新?
鞘:こげ茶色に黒の帯び状の線を交互に巻いた鞘
目貫:猪の背中に跨り短刀で背中を刺す図柄を
高彫し金で色絵をほどこす。
小柄:赤銅魚子地にボタンと思われる花を高彫し金で色絵をほどこす
小刀:肥前住人忠吉作と銘がある。 

葵美術: 正次は直胤の息子で鍛錬技術を父から学び、
水心子正秀及び2代娘婿となり三代を継ぐ、
当時の水心子正秀又は二代正秀の作は復古刀を制作する傾向があり正次は直胤の作風に傾倒し同様な作品を制作したため
水心子正秀初代、二代の 作風とは異なり銘字は終生正秀と切らず正次と銘を切る。 江戸の御徒町に住し万延元年(1860)四十七歳の若さでで没。
本作は無銘ながら刀剣博物館では水心子正次と鑑定がなされております。 一見すると相州伝を焼いた石州直綱を思わせる作品です。なを拵えは見事な作品で銘は一新?とあり明治あたりの金工であろうと考えます。
 

短刀に貴重刀剣 
拵に特別貴重刀装具
葵美術評価鑑定書:全身押し形

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2021/04/18 (日) 13:03

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