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オークション開始
2022/02/08 (火) 11:50 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS21317
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:加州金澤住人藤原信友
慶応三年二月吉日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は加州金澤住人藤原信友としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:67.3センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.0センチ
先幅:2.2センチ
重ね:0.75センチ
刀身重量:740 グラム
時代:江戸時代末期 1867年
体配:生が少し残り身幅、重ねしっかりとした
反り尋常な鋒ののび太作品です。
地鉄:小板目肌実に良く練れて地沸がつき
綺麗な澄んだ地金となる。
刃紋:沸出来、刃区より直刃その先匂口締まりごころの
互の目乱れに直刃、のパターンをいくつか焼き上げている。
帽子大きく先尖ごころに丸く返る。
特徴:加州金澤住人藤原信友の初代は室町時代末期頃で
その流れは幕末まで続く刀工群で
本作はその最後を飾る十代目の刀工で杉本大次郎と称し
明治17年7月9日に亡くなる。
葵美術より一言:加州金澤住人藤原信友の最後を飾る十代目信友は慶應3年すなわち明治初年に制作した作品です。地金は摘んで精良は地金となり刃紋は明るく冴えて匂口が締まり刃が浮き出す感じのする見事な作品です。 幕末の慌ただしい時代を過ぎ去った時代背景のある当時を思い起こす作品です。やがて明治となり廃刀令によって刀剣の制作をやめざるを得なくなり廃業の憂き目にあったと考えられます。しっかりとした作品ですので是非お勧め致します。
時代背景:幕末の慌ただしい時期 1867年パリ万国博覧会には2月15日 慶應3年1月11日に徳川昭武、渋沢栄一ら幕府代表として視察のためにフランスに向けて出発する。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
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