AS19626 刀:越前守法城寺橘正照(第25回重要刀剣)

説明

ご注文番号:AS19626

刀:白鞘入り(第25回重要刀剣)

銘:越前守法城寺橘正照
加納彦大夫菅原玄和嗜宝

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は越前守法城寺橘正照としては最上作にランクされる作品です。
上々研磨済み
はばき:金着二重
刃長:67.1センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:3.1センチ
先幅:1.99センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量: 665グラム
時代:江戸時代 元和の頃 1615年
体配:身幅、重ね尋常な反りやや浅く切先のややのびた体配の作品で
表裏の棟区近辺に短い棒樋と添え樋を彫る
地鉄:濃い為はだ実に良く詰んで地錵が付き細かな地景が入る。
刃紋:錵出来、匂口が深く足、太く刃縁柔らかく良く入り、葉も匂口深く入る。 
帽子1枚風に匂口深く丸く返る。

特徴:法城寺橘正照は法城寺正弘の門人で後に出羽に住む。
江戸法城寺派の刀工として作風は師匠の正弘に良く似た作品を製作する。 
井上真改にも似た作品で匂口が深く付き、足や葉が柔らかく刃入り
明るく冴えた作品です。同門には法城寺正照は貞国・国正・正弘活躍しその中でも
正照は太直刃のs区品が多く井上真改を思わせる出来の良い作品が多い。
法城寺正照は江戸法城寺派の刀工で、法城寺正弘の門に学び、越前守を受領し、
のちに羽後秋田に住したと伝えている。彼は一門中の上手であり、
殊に直刃の作 には優れたものがある。また正照には、上総守兼重と助九郎兼常との
三人合作の遺作が数口現存し、その他にも彼と上総守兼重、
四代康継との三人合作の刀及び出雲大掾吉武との合作刀などが見られ
彼等が密接な関係にあったことが窺い知られる。
この刀は板目肌が良く詰んで地景が入った鍛えに
匂口の深い直刃調に互の目乱れが盛んに入った刃を焼き匂深で錵が良く付き
細かに砂流が、かかり、匂口があ明るいなど法城寺一派の典型的な出来口を表している。
正照が最も得意とした太直刃の作例で同作中の優品であります。
加納彦大夫菅原玄和とは製作を依頼したと考えられます。
正照と同じ銘の切り方と考えられます
なを嗜宝とは加納彦大夫菅原玄和が好んだ宝物ということでしょうか。 
いずれにせよ品格のある見事な出来です。

第25回重要刀剣
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/12/25 (土) 13:21

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