AS21194 刀:無銘(法華三郎信房) 初代

説明

ご注文番号:AS21194

刀:白鞘入り

銘:無銘(法華三郎信房) 初代    
                            
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(法華三郎信房) 初代としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:銀一重
刃長:67.8センチ
反り:2.5センチ
目釘穴:1個
元幅:3.1センチ
先幅:2.15センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量: 775グラム
時代:昭和
体配:身幅が広く重ね厚く生刃が5cmほど長く残り
反りが深く鋒が伸びる。
地鉄:小板目肌柾目に流れ地沸が付き肌目がよくみて取れる。
刃紋:沸出来丁子乱れ、尖丁子乱れ、
小丁子乱れが連なり刃中、砂流、細かな金筋がよく働く
帽子丸みを帯びて返る。

特徴:本作は無銘であるが昭和時代に活躍した法華三郎信房であります。法華三郎信房は本名を高橋昇、宮城県の刀匠。青江風の逆丁字を焼き、刃中に金筋が良く働き出来の優れる作が多い。陸軍受命刀匠として戦時中も玉鋼を使用した伝統的な作刀を続け、五名の門人があったという。新作日本刀展文部大臣賞受賞。
昭和十七年 現代刀匠人気番附 大関 聖代刀匠列表 貴品の上位 戦前から評価の高い刀匠であった事がうかがえる。

葵美術より一言:現代刀で有名な法華三郎信房(宮城県の刀匠)の初代の作品で、
なぜ無銘でありながら法華三郎信房の初代と断定できるのかというと、戦中法華三郎信房は数多くの作品を制作しておりました。戦後間も無く進駐軍が日本刀狩を行うという話が流布したため信房はそれらの制作した刀を隠してしまいました。
やがて落ち着きを戻したことで一気に処分をされてしまわれました。私はそれらの刀剣をある程度まとめて購入し徐々に研磨を施し販売を致しております。
したがってこの作品は明らかに信房初代すなわち高橋昇の作品と断定ができるのです。彼の作品には特徴があり後代は柾目出来は作っておりません。
互の目乱れが激しく刃中に砂流、金筋が働き激しい動きのある作品が多く地金も通常の詰んだ小板目肌ではなく肌目が良く見える荒々しい作品が多いのです。
本作は躍動感のある初代法華三郎信房です。
是非お勧めしたい作品です。

葵美術正真鑑定書:全身押し形

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2021/11/02 (火) 11:02

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