AS21107-刀:奥州仙台住守次作

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(保存刀剣)(委託品)
銘:奥州仙台住守次作
元治元年八月日 鹿角截断但木角之進於金剛院門前試之 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は奥州仙台住守次作としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着一重
刃長:76.1センチ
反り:2.2センチ
目釘穴:1個
元幅:3.3センチ
先幅:2.59センチ
重ね:0.89センチ
刀身重量: 1110グラム
時代:江戸時代末期

体配:長寸で身幅が広く重ね厚く反りが深くつき鋒が伸びて生刃が2cmほど残る。肉置きがよく、がっしりとして健全な作品です。
地鉄:板目肌よく練れて地沸がよくつき、肌目がよく見て取れ一見すると下原刀の八雲肌を思わせる地鉄となる。
刃紋:沸出来互の目乱れが刃区より鋒にかけて続く。物打ち付近と鎺元付近では皆焼風となり、刃中には砂流と金筋が盛んに働く。

拵:
鍔:楕円形の鉄鍔に真鍮地で花の図柄を象嵌する。江戸時代初期の作品
縁頭:鐺:栗型:赤銅地に桐紋を高彫し金で色絵を施す
鞘:茶色と黒の微細な模様を描く
目貫:赤銅で植物の紋様を高彫し金で色絵を施す.

葵美術より一言: 本作は奥州仙台住守次の最上級の作品で銘の通り、但木角之進が金剛院門前で鹿の角を截断した作品です。当時戊辰戦争があり、慌ただしい時期でこの作品も制作されたと考えられますが私見では重量が1110グラムと重く長さもあり生刃が2cmほども残るところから奉納刀であったのかもしれません。鹿の角はかなり硬いので絶好の切れ味に違いありません。

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2021/04/21 (水) 11:36

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