AS26201 刀:薩藩臣元平 天明六年八月日(重要刀剣第40回)

説明

ご注文番号: AS26201

刀:白鞘入り(重要刀剣第40回)

銘:薩藩臣元平
天明六年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は薩藩臣元平としては上々作にランクされる作品です。
鎺:
刃長:66.9センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.44センチ
先幅:2.69センチ
重ね:0.72センチ
刀身重量:920 グラム
時代:江戸時代天明6年8月
体配:身幅が広く、重ねが厚く、表裏に棒樋を彫る。
地鉄:小板目肌よく詰んで黒味のある地鉄となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れに砂流・金筋が働き、帽子匂口が深く乱れ込む。

特徴:この元平は雲州松平家の伝来品です。この元平は刀剣図譜にも掲載しており、政時代には、雲州松平家に伝来した一口である。と記載しております。明 奥元平は薩摩藩工で、奥元直の嫡男にあたり、通称を左衛門という。延亨元年に生まれ、文政九年八十三歳で残している。彼は当時同国の伯耆守正幸と並んで薩摩新々刀界の第一人者であり、寛政元年正幸と同時に、大和守を受領して
いる。作刀は明和年間より見られ、初め「薩陽士元平」、或は「薩藩臣奥元平」などと銘し、寛政元年受領後は、「奥大和平朝臣元平」と銘するものが多い。作品は互の目乱れに小のたれ・尖り刃など
を交えて、包が深く、荒沸がつき、金筋・砂流しがかかるなど、相州伝の作柄を得意としている。この刀も上記の如く、相川伝の作風を示したもので、頭の丸い互の目が連れ、小互の目・尖りごころの刃などが交じり、足太くりに入り、匂深く、沸が厚く強くつき、荒沸を交え、金筋・砂流しがかかり、一段と沸筋が長く目立っている。彼の若打の作ゆえか、作刀に迫力があり、気に富んだ作域を見せている。また
幅広で重ねが厚く、平肉のついた頑健な体配は、薩摩刀然として、いかにも好ましく、燗りに掃きかけて火焙風となった帽子に、俗に「薩摩のいもづる」と称される沸筋がかかっている状は、薩摩刀独特のものである。

鞘書き 銘 薩藩臣元平 天明6年8月日 第40回重要刀剣指定 雲州松平家伝来品刃長二尺二寸1分 有之清山詩

時代背景:天明六年八月日天明六年(1786年)八月は、江戸時代後期の田沼意次が失脚し天明の飢饉が深刻化する最中の重要な時期でこの月多摩川などの大洪水が発生した。水心子正秀による名作の作刀が行われました。

天明六年(1786年)8月頃の動向
• 政変: 老中・田沼意次が失脚。• 天明の大水害: 7月から続く雨により、関東全域で大雨・洪水被害が発生。特に関東平野の主要河川が氾濫した。

葵美術鑑定書:全身押し形
重要刀剣第40回

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