AS05260 刀:肥州八代住源盛吉

説明

ご注文番号:AS05260

刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:肥州八代住源盛吉
應武州大田観一需造之(無鑑査刀匠)
昭和辛亥年十二月吉日(昭和46年)1971年
         
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥州八代住源盛吉としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
ハバキ:金着一重
刃長:72.6センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.66センチ
先幅:2.75センチ
重ね:0.78センチ
時代:昭和46年
体配:身幅3.66cmと広く重ね厚く
表裏に棒樋を彫り反り強く大切先の豪壮な作品です。
地鉄:小板目肌よく練れて地錵が付き
一見薩摩刀を思わせる黒味のする地金となる。
刃紋:錵出来、匂口の深い互の目乱れとなり
足良く入り砂流、金筋が盛んに働く
帽子:乱れ込んで先尖り鋭く返る。

特徴:谷川盛吉(本名松吉)は大正九年(1920)生まれの
熊本の八代市の刀匠で、昭和九年(1934)に金剛兵衛盛高靖博に入門。
さらに盛高師が八代に迎えた延寿太郎宣繁に学ぶ。
昭和十六年(1941)に師盛高靖博より「延寿宣次源盛吉」を受名。
昭和二十七年(1952)栗原彦三郎の呼びかけに応じ、
サンフランシスコ講和条約の締結を記念して三百振りが製作された
講和記念刀の一部を製作。昭和二十九年(1954)に作刀承認を受ける。
第一回作刀技術発表会から連続出品。昭和五十三~五十四年(1978~1979)頃に
源清麿写で名声を高めた。昭和六十年(1985)には無鑑査刀匠となる。
迫力の有る相州伝の傑作を残し、平成二年(1990)に七十歳で没した。
子息である谷川博充は昭和四十六年(1971)に作刀承認を受け
鎌倉時代から続く延寿の後継者として「延寿宣次」を名乗り、
盛吉は後年の作は「肥州八代住源盛吉」と銘を切っており長銘の作は比較的珍しい。

葵美術より一言:がっしりとした健全な作品で
流石武州大田観一氏の注文打ちの為に盛吉の上々作の作品です。
匂口が深く左文字を思わせる作品で刃中の働きが良く
砂流、金筋が良くでており切先の刃紋も同様に左文字を思わせる作品です。 
無鑑査刀匠として活躍され清麿写しなど華やかな作品を制作する。 

時代背景:ソ連の火星探査機マルス3号が
探査機による初の火星着陸に成功する。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2020/11/06 (金) 15:41

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