AS25154 刀:無銘 伝(当麻)(特別保存刀剣)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘: 無銘 伝(当麻)

鞘書:当麻 大磨上
刃長二尺二寸八分
昭和五十三年戌午丑年八月 薫山誌(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘 伝(当麻)としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:70.0センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:2個
元幅:2.87センチ
先幅:1.8センチ
重ね:0.72センチ
刀剣重量:675 グラム
時代:鎌倉時代中期頃
体配:身幅重ね尋常な作で反りが深くつき鋒が伸びる。
地鉄:板目に杢目肌が入り地景が混じる。
鎬地:大和の当麻であるところから柾目は細かく詰む。
刃紋:匂口深くつき刃中、金筋に砂流がよく現れ、物打ち近辺から刃紋は細くなるが刃中の働きは良い。刃中に金筋などが見て取れる。
帽子には二重刃、掃掛などが見て取れる。

特徴:本作は鑑刀日々抄(二) 薫山博士 433ページに掲載されております。刀:無銘 伝当麻 刃長2.28尺 穴2個、身幅鋒はほぼ尋常で鎬が高い、鍛えは板目、大肌、流れ肌流れ、柾が混じり、地沸がよく入り、地景がよく入り、地沸がよくつく。刃紋は匂いを敷いた沸の強い出来でほつれ、砂流が著しく沸筋、金筋も混じる。鎬地は柾となり、帽子強く、焼き詰めとなる。

拵え:
鍔:竪丸形の赤銅魚子地鍔に雲龍図を彫り金色絵
目貫:赤銅地鍔に龍図
縁頭:赤銅魚子地鍔に雲龍図を彫り金色絵
鞘:黒色鞘

葵美術より一言:この当麻は出来がよく、刃中には砂流、金筋がよく働き、研磨も申し分のない研ぎがなされている。
地鉄は詰んで地肌の働きは最後までしっかりと優れております。
薫山博士の貴重な鞘書きがついており、その内容が鑑刀日々抄(二)に掲載されております。是非お勧めしたい作品です。 また当麻を学ぶ上で体配、刃紋、鎬地、金筋などとても勉強になります。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形




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