AS25123 脇差: 新庄住吉永(出羽) 享和三年八月日(保存刀剣)

脇差:白鞘入り(保存刀剣)

銘: 新庄住吉永(出羽) 享和三年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は 新庄住吉永 としては上々にランクされます。

鎺:銀一重鎺
刃長:54.4cm
反り:1.1cm
目釘穴:1個
元幅:3.06cm
先幅:2.1cm
重ね:0.73cm
刀剣重量:630g

時代: 江戸後期(1803)

体配:身幅が広く、重ね厚く、鋒が伸びた作品で平肉がつく。
地鉄:板目肌よく錬れて地景が入る。
刃紋:沸出来、井上真改のような匂口の深い柔らかな直刃

特徴: 新庄住吉永は七代丹波守吉道の門人で水心子正秀にも学ぶ。本作は肉置がよく健全で、井上真改のような匂口の深い刃文が見事な作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形