AS24794 刀: 濃州住丹波清吾作之

刀：拵入り

銘：濃州住丹波清吾作之
昭和五十七年秋吉辰

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は丹波清吾としては上々作にランクされます。

鎺：銀一重
刃長:71.4cm
反り:2.0cm
目釘穴:1個
元幅:3.38cm
先幅:2.55cm
重ね:0.75cm
刀剣重量:785g
時代:昭和57年
体配:身幅広く重ね厚く反りが深く鋒がのびる。表裏に棒樋を掻く。
地鉄：よく錬れた板目肌
刃紋：匂出来丁子乱れに足、葉、金筋砂流しが働く。

拵：
縁頭: 鉄地,鶯と梅の図
縁頭: 鉄地,千鳥の図
目貫：太刀と袖、薙刀と兜の図

葵美術より一言：山鳥毛を思わせる複雑な刃文で出来がよく見惚れてしまう作品です。丹波清吾氏、刀匠名兼信は岐阜の現代刀匠で新作名刀展では数々の賞を受賞しています。棒樋の彫りを見ても上手な刀工だと感じます。写真に写っていますが鯉口に剥げたような部分があります。

葵美術鑑定書
全身押し形