23546 太刀: 安芸国三上貞直作之(委託品)

説明

太刀:白鞘入り

銘:安芸国三上貞直作之
平成二年秋吉祥日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は安芸国三上貞直作之としては上々作にランクされます。
最上級の研磨がほどこされています。

鎺:金着二重
刃長:97.4cm
反り:3.2cm
目釘穴:1個
元幅:3.7cm
先幅:2.8cm
重ね:0.9cm
刀剣重量:1285g

体配:長寸で重ねが厚く、反りが深くついた豪壮な体配。表裏に棒樋を彫る。生刃が7cmほどつく。重要文化財の兼光を写した作品。
地鉄:小板目肌実によく練れて美しい地鉄となる。

刃紋:沸出来のたれに互の目乱れとなり小足が入り匂い深く小沸がつき匂口閉まり心になる。帽子わずかに乱れこみ小丸心にやや長く返る。 茎は初、先浅い栗尻茎。

特徴:安芸国三上貞直は月山貞一に入門し、その後数々の賞を受賞し、無鑑査刀匠となりました。本作は三上貞直が重要文化財の備前国長船兼光 を写して製作したものです。長船兼光は南北朝を代表する刀工で、鎌倉末期から流行した大太刀、背負太刀と呼ばれる長寸の太刀を制作し、刃文は互の目乱れやのたれを焼きました。

葵美術より一言:長寸の刀を破綻なく製作することは大変ですが、流石無鑑査刀匠だけあって、素晴らしい出来だといえます。研磨も良く施されています。お勧めいたします。

葵美術鑑定書
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2023/10/03 (火) 14:22

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