脇差: 備州長船勝光(特別保存刀剣)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:備州長船勝光  
文明十五年二月日

藤代刀工辞典:末古刀:最上作:大業物:備前

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は備州長船勝光 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み

はばき:金着一重
刃長:56.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:3個
元幅:2.61センチ
先幅:1.83センチ
重ね:0.59センチ
刀身重量:485グラム

体配:当時の片手打ちの長い脇差で、茎がやや短く反りがあり、鋒が伸びた作品。
地鉄:小板目肌よく練れて地沸がつき綺麗な地肌となる。
刃紋:小沸出来丁子乱れに崩れた互の目乱れが混じり、刃中、砂流、金筋が働く。
時代:室町時代文明15年(1483年)

特徴:室町時代から戦い方が変化し、馬上での戦いから地上戦となったため、振りやすい片手打ちの刀が流行しました。本作はその典型で、茎がやや短く、反りが深く、鋒が伸びています。

拵:太刀拵え
鍔:真鍮地の太刀鍔と大切羽に唐草模様を刻む。
縁頭:赤銅地に唐草模様を刻む。
足金物:責金物、石付物。 素銅地に唐草模様を入れる。
鞘:梨地鞘
目貫:赤銅地に船に乗る人物を彫り、金で色絵を施す。

葵美術より一言:備州長船勝光は備前では最上作として評価されている刀工で、人気が高いです。文明から延徳にかけて作品が存在し、平安城美作、児島、備中でも活動しました。当時はかなり良質な地金を使用して制作していたと考えられ、地金が詰んで美しく映りがあらわれ、刃紋は丁子乱れを焼いております。銘は丁寧に切られていて、数打ちとは異なります。彫り物も巧みです。
            
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2023/05/07 (日) 10:25

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