AS22558 刀：無銘(宇多平国)（保存刀剣）

ご注文番号：AS22558
刀：拵え入り（保存刀剣）

銘: 無銘(宇多平国)

末古刀:中上作:越中
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては 上作 にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重
刃長:70.0センチ
反り:1.2個
目釘穴:2
元幅:2.89センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.64センチ
刀剣重量：760グラム
時代室町時代文亀頃1501年
体配身幅が広め重ね厚く反りが深い作品でやや切先がのびた作品です。
地鉄:肌目が良く練れて白気映りがあらわれる。
刃紋:匂口の深い互の目乱れに通常の互の目乱れが混じり帽子、三作風となる。

特徴:無銘(宇多平国)は古宇多が鎌倉時代と長く南北朝代、室町時代を経て製作が行われてきました。本作の宇多平国と鑑定された作品は文亀頃1501年頃の刀工で板目に杢目肌がよく練れており肌目がよく現れた作品です。

拵:
鍔:円形の鉄鍔に紋様を入れた作品に透かしを入れた作品です。
縁頭:赤銅地に牡丹の花の図柄を高彫し金で色絵をほどこす
鞘:黒蝋色鞘に上と下に軽い凹みを作る
目貫:赤銅地に菊の花を高彫し金で色絵をほどこす
葵美術より一言:無銘(宇多平国)は板目肌よく練れて黒味に映りがかかり刃紋は匂口の深めの互の目乱れのたれをよく表す。多少の小瑕はあるが時代も500年を経過した作品で是非お勧めしたい出来です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳