AS22620 脇差：備州長船(以下切)(則光)（保存刀剣）

ご注文番号：AS22620
脇差：白鞘入り、拵え付き（保存刀剣）

銘：　備州長船(以下切)(則光)　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
中古刀：中上作：備前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は備州長船(以下切)(則光)としては 上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺：金着二重
刃長:54.3センチ
反り:1.7センチ
目釘穴:4個
元幅:2.61センチ
先幅:1.73センチ
重ね:0.71センチ
刀剣重量:455グラム
時代：室町時代応永末期頃
体配：擦り上げ、区送があるが身幅しっかりとして重ね厚く表裏に棒樋を彫り切先しっかりとしている
地鉄：小板目肌良く練れて淡い映りが淡く映る
刃紋：小沸出来互の目乱れに丁子乱れが混じり葉が働き帽子乱れこむ。刃中、砂流、金筋が入り明るく冴える。

特徴：則光は南北朝から数代継続しております。本作は室町時代初期頃の作品であると考えます。
応永時代には康光、盛光が活躍しその後にこの則光が活躍しました。多少硬さを感じさせ時代は下がるとは思いますが、作風はかなり似ております。

拵：
縁頭：角
鞘：鮫皮
目貫：木の葉と猿を容彫り金色絵をほどこす
笄；赤銅魚子地に龍の図柄を高彫し金で色絵をほどこす

葵美術より一言：多少擦り上げ区送がありますが、
しっかりとした備州長船則光の作品です。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形 鶴田文佳