AS22426 刀:無銘(呉服山則利)(保存刀剣)

ご注文番号：AS22426

刀:白鞘入り(保存刀剣)

銘:無銘(呉服山則利)

新刀:中上作:越中
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 無銘(呉服山則利) としては 上々作にランクされる作品です。
研磨済み
鎺:銀一重
刃長:70.8センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:3個
元幅:2.83センチ
先幅:1.93センチ
重ね:0.73センチ
刀剣重量:665 グラム
時代:江戸時代
体配:身幅、重ね尋常な反りがよく付き切先がのびた体配の良い姿をした作品
地鉄:板目肌良く練れて地景が入り則重の様な作品となる。
刃紋:帽子匂い口が深く掃掛、火炎風となり金筋が働く刃中、砂流、金筋がよく働く。

特徴:呉服山則利は越中呉服山に住し則重15代孫と称し常州水戸でも製作する。作風は則重に良くにておりとても新刀とは思えない。

葵美術より一言:元の持ち主の方は当然則重に合格すると考えていたところ新刀初期の呉服山則利と鑑
定されました。協会での話では則重も考えたのですが、健全すぎるという事でした。
帽子の中も掃掛、火炎帽子の激しい出来であると考えます。
出来の優れた作品ですので是非お勧めいたします。
また則重の地鉄や刃紋の参考になります。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形 鶴田文佳