AS21309 刀:大阪住月山貞勝作(花押)(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS21309
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:大阪住月山貞勝作(花押)         
昭和十一年十二月吉日
                  
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は大阪住月山貞勝作(花押)としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み上研磨
はばき:月山鎺
刃長:68.2センチ
反り:2.1センチ
目釘穴:1個
元幅:3.17センチ
先幅:2.24センチ
重ね:0.71センチ
刀身重量:780グラム
時代:昭和11年
体配:身幅が広く重ね厚く初刃が広く
残り反り適度に突き切先がのびた体配の良い作品です。
地鉄:柾目出来が詰まり、よく詰んで綺麗な自鉄となる
鎬地:よく詰んだ柾目が見てとれて、良く練れている
刃紋:沸出来互の目乱れに柾目出来となって、
砂流・金筋がよく働く
帽子:丸く返り砂流が綺麗に働く

特徴:初代月山貞一は摂津の刀匠。本名月山弥五郎。天保七年(1836)二月、江州須越村に生まれ、七歳にて月山貞吉の養子になる。十一歳頃から修行を始め、二十歳頃には綾杉肌を習得していたと言われる。明治九年の廃刀令後も作刀ひとすじに進み、明治二十六年にはシカゴ万国博に刀を出品して受賞し、翌年明治天皇より作品お買い上げとなる。明治三十九年(1906)四月に帝室技芸員に任ぜられる。彫刻の名手としても有名。大正七年(1918)七月十一日八十四歳で没した。作刀は嘉永三年(1850)の十五歳から大正七年(1918)の没年までみられる。地鉄は小板目が良く詰み、無地風になって地沸が付いたものが多く、映りのあるものや柾目肌、綾杉肌などがある。彫物は最も得意とするところで梵字、剣、護摩箸、旗鉾、草の倶利伽羅など簡素なものから不動明王、梅龍、倶利伽羅龍、龍虎などの密彫にいたるまで画題も豊富である。貞勝の父としても知られる。

葵美術より一言:本作は昭和11年に製作されました。まだ日米戦争の信憑性が低かった時代の刀で、製作時間に余裕があり、丁寧に製作することができた時代と言える。柾目出来良く詰まり刃紋も互の目乱れに柾目が良く目立つ出来の良い作品と言えます。研磨も良く為され体配がよく、初刃がたっぷりと残る見事な作品を是非ともお勧め致します。



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2022/06/30 (木) 09:50

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