AS21767 刀:粟田口近江守忠綱(2代)(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS21767
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:粟田口近江守忠綱(2代)

新刀:上上作:良業物:摂津                             
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 粟田口近江守忠綱 としては上々作にランクされる作品です。
差し込み研磨済み
はばき:金着一重
刃長:71.1センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:2.99センチ
先幅:1.96センチ
重ね:0.68センチ
刀身重量:690グラム
時代:江戸時代元禄の頃
体配:身幅・重ね尋常な作品で、反りが深く、
切先がのびた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌良く練れて地沸がつき、精良な摂津の地鉄となる。
刃紋:刃区より沸出来直刃、その先互の目乱れに丁子乱れが入り、足長く、刃中に砂流・金筋が盛んに働く。帽子、先のたれて返る。

特徴:初代の忠綱を2代が襲名しましたが、初代の作品とは異なり派手な刃紋を作ることが知られています。本作のごとく丁子刃・ 濤乱刃・足長丁子に砂流がかかるなどといった作品が多いです。

拵:半太刀拵
鍔:木瓜型鉄鍔に葵の家紋と星を彫り、金色絵を施す。
鞘:黒石目地鞘。上部と下部に青貝散らしと黒い斑点を入れる。
目貫:赤銅地に馬具を高彫し金色絵をほどこす。
縁頭・鐺・そのほかの部品:鉄地に紋様を彫り、銀色絵を施す。

葵美術より一言:17世紀中頃以降日本列島は農作物の生産が増加し、また町人台頭で産業が発展、経済活動の活発化を受けて文芸、学問、芸術が著しい発展を遂げた。豊かな経済力を背景とし、町人達が大阪、京など上方の都市を中心に優れた芸術作品を数多くうみだした。 このような背景の中で刀剣の需要は激減したため、刀工は派手な出来の良い濤乱刃や丁字乱れ、刀身彫りなどといった美しさを売りにした作品を制作する様になり、苗字帯刀を許された町人に対して豪壮な脇差を販売 する様になった。この時代に制作された脇差には出来の良い作品が多いのも当時の特徴だと考えます。本作の出来は一文字を思わせる丁字乱れで刃中の金筋が見事に働く作品であります。拵えも見事で疵もなく良く揃っております。差し込み研磨のため刃中の働きがよく見て取れます。是非お勧めしたい作品です。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形



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2022/04/17 (日) 09:06

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