AS09126 刀：神左（保存刀剣）

ご注文番号： AS09126
刀：白鞘入り、拵え付き（保存刀剣）

銘：神左
昭和十七年十一月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は神左としては　上作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき：銅一重はばき
刃長:66.7センチ
反り:1.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.06センチ
先幅:2.25センチ
重ね:0.57センチ
刀身重量750グラム
時代：戦時中
体配：身幅が広く重ね厚く初刃を残し
反り適度につき鋒長めのしっかりとした作品です。
地鉄：板目肌よく練れて肌目がよく見て取れる
鎬地：板目肌に柾目肌が流れる
刃紋：沸出来直刃調に互の目乱れが働き
二重刃紋、となり帽子、二重、三重となり焼き詰め風に返る。
刃中に砂流、弱い金筋が働く。

特徴：神左は名鑑には出てこない作者ですが、繁慶の作品を思い出すような作品です。戦時中には色々な刀工が将校用の刀を製作したため、こういった名鑑漏れの作品が出てくるものと考えます。動きのある作品で興味をそそられる刀工であります。

拵：大日本帝国陸軍軍刀拵え上々作　尉官用刀諸付き

葵美術より一言：名鑑漏れですが、刀工が自由奔放に製作した大変面白い作品です。上手な研磨を施せば、もっと良い部分が出ると思います。拵えは尉官用刀諸付きの陸軍軍刀拵えで、とても状態が良いです。戦時中将校として出陣する際に武運長久を願って家族から手渡された日本刀かもしれません。当時の雰囲気を存分に味わえますので是非お求めくださいませ。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：　全身押し形 鶴田文佳