AS21154 刀：大和国住貞弘模作

ご注文番号：AS21154
刀：白鞘入り(特別保存刀剣)

銘：　大和国住貞弘模作
昭和已酉年正月日包永　　つちのととり
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 大和国住貞弘 としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み　上研磨
はばき：銀二重
刃長:73.2センチ
反り:2.3センチ
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅:2.5センチ
重ね:0.8センチ
刀身重量: 950グラム
時代：現代　1969
体配：身幅が広く重ね厚く長さも十分あり
反りが深くつき鋒がのびた作品です。
地鉄：小板目肌実に良く摘んで練れた地金で地沸がつく
刃紋：沸出来直刃基調に互の目乱れとなり二重刃がかかり刃中、砂流、金筋がよく働く
帽子：丸く先尖りごころに返り掃掛る。

特徴：大和国住貞弘は奈良県の刀匠で月山貞勝の門人
銘には於大和国法隆寺畔源貞弘と銘を切る作品もある。

葵美術より一言：月山貞勝の元で修行した刀工だけあり、実力がハッキリと見える刀です。残念ながら。刀匠貞弘は既に亡くなられていますが昭和已酉年正日(1969)に気合を入れて大和鍛冶の包永を懸命に写して制作した痕跡がわかる様な作品です。　特に地金がよく物打ち近辺から匂口が深くなり刃中、金筋が働くなど研磨もよく仕上がっております。是非お勧めしたい作品です。
　　　
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形(鶴田文佳）