AS21714-刀：波平安次作

刀：白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)
銘：波平安次作　

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 波平安次作 としては特別保存刀剣にランクされる作品です。
研磨済み
はばき：金着一重
刃長:67.5 センチ
反り:12.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.03センチ
先幅:2.0センチ
重ね:0.64センチ
刀身重量:665グラム
時代：室町時代　天文の頃　薩摩
体配：身幅、重ね尋常な反り深くつき切先が伸びる
地鉄：板目肌、肌立ち地沸が良くつき
肌目をよくにて取れる作品です。
刃紋：沸出来直刃基調に小のたれが混じる、　
帽子、丸く先こまかく、返る。

特徴：波平安次は薩摩の刀工で肌目が強く働き
うるみ心となり古刀らしい作品となる。

拵：
鍔：楕円形の鉄鐔の片面は鉄地に花の紋様を金色で描き裏面は中をくぼませて中に金と銀で色絵をほどこす
縁：　素銅地にタコの図柄をほどこす。　銘；則久　　　頭：角
鞘：黒色石目地鞘
目貫：鉄値に花の図柄を彫る

葵美術より一言: 独特な地鉄の波平安次作の作品です。拵えもついております。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書：全身押し形