AS21370-脇差:泰信法橋光平

説明

脇差:白鞘入り(保存刀剣)
銘:泰信法橋光平

新刀:上作:良業物:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は泰信法橋光平としては上々作にランクされる作品です。
研磨済み
はばき:金着一重
刃長:31.8センチ
反り:0.3センチ
目釘穴:2個
元幅:3.17センチ
重ね:0.7センチ
刀身重量: 345グラム
時代:江戸時代 正応の頃 1652年
体配:身幅が広く重ね厚く反りが浅く付き
三つ棟となり平打ち寸伸び短刀の珍しい作品
地鉄:小板目肌よく練れて地沸が付き淡い映りが現れる。
刃紋:沸出来小互の目乱れに小丁子乱れが
混じり刃中細かな砂流、金筋が働き葉が細かく盛に入る
帽子:乱れ込んで先焼き詰めとなる。

特徴:日置光平は近江国蒲生の生まれで石堂一派の刀工と言われている常光、宗弘、石堂是一と共に近江国から江戸に移住したと考えられる。現在では光平、常光、石堂一派は京都で滞在したのちに江戸に移住したというのが通説であります。 以前は常光と光平は兄弟と考えられていたが最近では銘文から異論がでてきている。 
いずれにせよ常光、光平は江戸時代で最も一文字を目標として制作していた刀工であったのは間違いありません、

葵美術より一言:光平に平打ちの作品は極めて少なく珍品と言えます。南北朝時代の作品を写したと考えられます。 まさに光平の出来の優れた古刀写の作品です。是非お勧めしたい作品です。江戸時代半ばとなると短刀の制作が激減しほとんどの刀工は短刀に制作を
行わなくなりました。それだけ平和な時代となったのでしょう。必要がなければ求める人もいないのです。
屁わな時代となり多くの刀工達は失業の憂き目となり京都、江戸に色を求めて移住していたのです。彼らも同様で当初は京都で仕事を見つけるために近江国から移住をしてきたのですが恐らく目的がとげられず江戸へと移住をせざるを得なかったのでしょう、江戸でも相当に苦しかった筈ですが幸い彼らは一文字風の作品を制作する技術がありこの技術が江戸の高級武士から求められたと考えるのです。江戸には映りを出す刀工がいなかった事もあり、
そこを起点として多くの顧客を獲得しその勢いは信州でも評価され信州松城打ちという天和2年の傑作まで残しているのです。 
新刀大鑑722ページ参照。多くの刀工達が脱落する中で繁栄を極める刀工達があったのです。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形


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2021/10/03 (日) 10:05

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