入札履歴
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オークション開始
2025/12/27 (土) 11:29 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25652
脇差:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:隼人佐源安次
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:54.2センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:1個
元幅:3.20センチ
先幅:2.35センチ
重ね:0.69センチ
刀剣重量570グラム
時代:江戸時代 天和1681年
体配:身幅が広く重ね高く、鋒がのびた体配の良い姿をした作品です。
地鉄:小板目肌よく錬れて綺麗な地鉄となる。
刃文:互の目乱れ、濤乱刃風に大きく、匂口が深く、最上級の互の目乱れとなる。飛び焼きが混じり、帽子丸く帰りが深い。
特徴:隼人佐源安次は長門の刀工で天和頃に活躍した。私はこれほど腕のある刀工かと驚きました。助広に似た濤乱刃で、匂口が広く、乱れのない素晴らしい作品です。おそらく製作本数は極めて少なく、江戸時代ではより優れた刀を製作するようになり、観賞用の刀剣を製作しようと考えていた時代。この20年以前に濤乱刃という津田越前守助広が現れ、彼にとっては驚きと強い衝撃を受けたに違いありません。そしてこの刀を完成させたと思うのです。それほど出来の素晴らしさと完成度が高かったのであろうと思います。日本刀は時に驚くことがあります。かつて、ある刀工が「自らが初めて見出した」と語っていた作風が、実はそれ以前の時代にすでに作られていた刀を目にし、大きな驚きを覚えたことがありました。月山貞一が最初に発見したとされる月山肌が、それよりもはるか以前に現れていた作例を見たからです。本作もまた、ご覧になる皆様がきっと驚嘆されるに違いない一振りであると思います。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥650,000
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オークション開始
2025/12/27 (土) 11:29 |
※ = 自動入札