入札履歴
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オークション開始
2025/12/27 (土) 10:42 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25691
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:無銘(河内大掾藤原正広)
鞘書:田野辺先生
肥前国河内大掾藤原正広
生孔の残らぬ大磨上
而反浅目、幅広、鋒延心の形態を呈せり
細密な米糠肌に鍛え起伏に富む丁子互の目小湾交じり
刃文を焼き沸匂深厚而足・葉華く匂口明るく冴え
動勢に溢れ様式的に同工の特色を顕らかに示す優品なり
大磨上による銘字の欠損が惜しまれる
長二尺六分半
歳己巳暢月
探山識 花押
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(河内大掾藤原正広)としては 最上作にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:2尺2寸7分(68.8センチ)
反り:4分(1.21センチ)
目釘穴:2個
元幅:3.32センチ
先幅:2.46センチ
重ね:0.76センチ
刀剣重量745グラム
体配:身幅が広く、重ねしっかりとし作品です。
地鉄:小板目肌よく詰んで精良な肥前地鉄となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れとなり、匂口が深く、刃先まで届く最高級の刃紋と言える。
特徴:この刀は新刀、新々刀の中でも特別保存の鑑定がついた作品です。刀剣博物館では無銘極めで特別保存がついているのは4、5振しかありません。これは厳密に決められた規則でおそらく相当上手にできた作品だから決められたのだろうと考えます。まずこの刃紋は素晴らしく、一見この作品は磨り上がった古刀の作品とも見えました。 おそらく正広の最高傑作を磨り上げて古刀のようにも見える作品であると思います。帽子の返りは古刀には見えない点があります。この作品は磨り上げが行わなければ重要刀剣には問題なく合格できたものと思いますと残念に思います。
葵美術より一言:私は新刀の中で最も評価をする刀剣は河内大掾正広か2代の正広であろうと考えたことがあります。特にこの作品は乱れ込んだ刃文に淡く煙る様な柔らかな刃紋が入ります。
銘を削った現在もその素晴らしい刃紋は残っております。無銘極めで特別保存刀剣として理されている作品は先に話しました様に4、5振りしかありません。この点を汲んで頂きぜひ購入をご検討ください。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
※海外送料別途
開始価格: ¥850,000
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オークション開始
2025/12/27 (土) 10:42 |
※ = 自動入札