AS25440 脇差: 井上和泉守国貞 (菊紋)寬文九年八月日(第36回重要刀剣)

説明

脇差: 白鞘入り、拵え付き(第36回重要刀剣)

銘: 井上和泉守国貞
(菊紋)寬文九年八月日

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は井上和泉守国貞 としては 最上作 にランクされます。

鎺:金着二重鎺
刃長: 1尺7分 51.5cm
反り: 4分 1.2cm
目釘穴: 2個
元幅: 3.4 cm
先幅: 2.5 cm
重ね: 0.75 cm
刀剣重量: 675 g
時代: 江戸時代初期、1669

体配: 身幅広く重ね厚く、鎬が高く肉置きがよい。
地鉄:小板目肌よく詰んで地沸厚くついた潤いのある地鉄。
刃紋:沸出来、匂口が深いのたれに互の目が交じり、荒沸がつき、刃中、砂流、金筋が働く。

特徴
新刀:最上作、摂津
井上真改は初代和泉守国貞の次男で、初代の没後は二代目を継いだ。初代の晩年から代作を多くこなしたとされている。万治4年頃に朝廷より菊紋をきることを許され、寬文十二年に真改と銘を改めた。天和二年に没した。沸がよくづいて匂口が深く明るく冴えた作風で知られる。

拵:
鐔、縁頭: 赤銅魚子地に金縄目覆輪、菊花図 銘:江州彦根住藻柄子宗典製
目貫: 花と蝶の図
鞘:茶色石目地鞘
反角:栗型:赤銅地、菊花図

葵美術より一言:井上真改によるがっしりとした脇差で出来が良い。拵えは菊花図で統一された華やかな作品で、本作によくあっていると思います。

第36回重要刀剣指定書
葵美術鑑定書
全身押し形

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mrtierney50
2025/12/14 (日) 11:48
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