入札履歴
オークション開始
2025/10/17 (金) 12:06 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25521
太刀:白鞘入り(第27回重要刀剣)(委託品)
銘:一肥前国出羽守行広
延宝六年二月日
奉献納大神宮剱一振
鞘書:田野辺先生
第27回重要刀剣指定品
肥前国出羽守行広
長銘に一の字を添え延宝六年紀並に太神宮への奉納刀なる旨の添銘有之初代行広の代表的優品而
傑作の出来栄を示すと同時に長寸の大作にも不拘地刃に些かも破綻無點が特筆さる可然珍重哉
刃長二尺七寸六分有之
惟时庚寅暦長月
探山邊道鏨并誌(花押)
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は一肥前国出羽守行広としては最上作にランクされる作品です。
刃長:2尺7寸7分0厘(83.93センチ)
反り:1寸2分8厘(3.87センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.55センチ
先幅:2.42センチ
重ね:0.94センチ
時代: 江戸時代 寛文の頃
体配:鎬造、庵棟、身幅広く反りの深い長寸の太刀
地鉄:小板目肌よくつみ、地沸付く。
刃紋:のたれ調に互の目と丁字ごころの刃まじり、足、葉入る。匂い口深く、沸良く付き、砂流しかかり、僅かに飛焼まじる。
特徴:行広は肥前佐賀の橋本吉信の次男で通称九郎兵衛。
正保五年(1648)出羽大掾を受領し、寛文三年(1663)に出羽守に
昇格後に長崎に赴き、オランダ鍛冶であった久次や種長に鍛え方法を
学び、以後(以阿蘭陀鍛作)と茎に添銘を入れる。鍋島左京の抱工となり、
長瀬町に住す。天和三年(1683)に六十六歳でなくなる。
本作は銘文より奉納刀であることが知られるが、長寸の大作にかかわらず、
地刃に破綻がなく出来素晴しい。
大神宮とは伊勢神社(佐賀市内の伊勢町)の通称。由来は鍋島直茂が
世継誕生を祈願して、男子を得た。後の佐賀藩初代藩主となる鍋島勝茂である。
仁比山神社・徳全院と並び、鍋島家の尊崇厚い神社である。
本作は延宝六年二月日(1678年)に大神宮に奉納され長くご神体として
保存された為健全無比な状態で残り正にに出羽守行広では日本一の刀
として評価される作品であり地金、刃紋共に真心を込めて制作した事が
伺える。
第27回重要刀剣
葵美術評価鑑定:全身押し形
開始価格: ¥5,000,000
オークション開始
2025/10/17 (金) 12:06 |
※ = 自動入札