入札履歴
オークション開始
2025/10/16 (木) 12:27 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25037
刀:拵え入り(特別保存刀剣)
銘:
昭和甲子八月湧水心貞吉作(無監査刀匠)
応休々斉先生需
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は湧水心貞吉としては上々作 にランクされる作品です。
鎺: 金着二重鎺
刃長: 72.5 cm
反り: 2.0 cm
目釘穴: 1個
元幅: 3.13 cm
先幅: 2.38 cm
重ね: 0.63 cm
刀剣重量: 750 g
体配:
身幅が広く、重ね厚く、表裏に棒樋を彫り、鋒は伸びる。
地鉄:
板目肌よく練れて精良な地鉄。
刃紋:
沸出来の丁子乱れ。刃中の匂口が深く、砂流や金筋が働く。
特徴:湧水心貞吉は明治41年生まれの静岡県を代表する刀工で、本名は榎本貞吉。
奨励賞・努力賞を4回、入選6回と、数々の賞を受賞し、無鑑査刀匠として活躍しました。
月山貞勝の門人で昭和18年に静岡県三島市に移住し、富士山の湧水を用いて作刀。
戦後一時中断するも、昭和26年頃から再び作刀を始め、多くの賞を受賞。
相州伝・備前伝・美濃伝・大和伝など、幅広い作風をこなした器用な刀工です。
師・月山貞勝譲りの綾杉肌を表す作品を制作する技量を持ち、最終的に無鑑査刀匠となった。
本作は弟子・貞人との合作刀であり、健全で生刃も十分に残る。今後さらに評価される刀工の一振といえる。
拵
鍔: 竪丸形の鉄鍔に植物の図を銀布目象嵌
鞘: 朱と黒の変わり塗り鞘
目貫: 独鈷図(現代物)
縁頭:銀地(現代物)
葵美術より一言: 榎本貞吉(湧水心貞吉)は、月山貞勝門人として活躍し、
最終的に無鑑査刀匠となった名工です。
本刀は相州伝写しの出来で、小足が入り、
砂流・金筋が細やかに働いております。
富士山の湧水を用いて鍛えた豪壮な一振で、
研磨状態も良好。ぜひご所持ください。
特別存刀剣鑑定書(※近日発行予定)
葵美術評価鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥750,000
オークション開始
2025/10/16 (木) 12:27 |
※ = 自動入札