入札履歴
オークション開始
2025/10/15 (水) 12:32 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25132
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:天田昭次作之(人間国宝)
昭和五十二年正月吉日
應村木毅氏需
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 天田昭次としては 最上作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:72.0センチ
反り:2.6センチ
目釘穴:1個
元幅:3.08センチ
先幅:2.29センチ
重ね:0,725センチ
刀剣重量:805グラム
体配:身幅、重ねしっかりとした生刃のある健全な刀です。表裏には棒樋があります。
地鉄:最上の小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:明るく冴えた直刃に細かな沸足が入る。帽子ののたれて小丸に返る。
特徴:1927年(昭和12年)刀匠天田貞吉の長男として新潟県で生まれました。彼の父は息子が10歳の時に亡くなり、栗原彦三郎の元で学ぶ様に言われ、小学校を卒業と同時に東京に上京する。栗原の設立した日本刀鍛錬所に入門し、さらに軍刀の鍛錬に従事しました。東京で終戦を迎えた彼は新潟に戻り、昭和29年(1940年)文化財作刀委員会の作刀許可を得ると本格的に作刀を始めます。相州伝を学び、刀剣製作に打ち込んで特に直刃出来の地鉄をマスターし、3度の正宗賞を獲得しました。昭和48年から3度に渡り伊勢神宮ご神宝太刀を鍛錬し、1997年平成9年に人間国宝に認定されました。2013年(平成25年)に惜しまれてこの世を去りました。
葵美術より一言:私はこの直刃出来をこれまで打ち上げた努力と能力に感銘を覚えます。細やかな地肌を磨き上げた精密な鉄は愛刀家の心に染み渡るものがあると思います。本作は細かな神経を側立てて製作したであろうと思われる見事な作品です。
時代背景:昭和52年(1977年)王貞治選手のホームラン世界記録の達成と国民栄誉賞第1号、日本初の静止気象衛星ひまわりを打ち上げ、五二豪雪と呼ばれる大雪の被害がありました。
特別保存刀剣(※近日発行予定)
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥2,500,000
オークション開始
2025/10/15 (水) 12:32 |
※ = 自動入札