入札履歴
オークション開始
2025/10/12 (日) 11:11 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS24854
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(拵え:特別貴重刀装具)
銘:藤原是一作(七代)
明治十八年八月日
新々刀:上々作 武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:8寸1分5厘(センチ)
反り:内反り
目釘穴:1個
元幅:2.23センチ
重ね:0.50センチ
刀剣重量:130グラム
時代:明治18年(1885)
体配:生刃が残り、健全な短刀で来写しの見事な作品です。
地鉄:小板目肌に地景がよく入り、映りが見て取れる。
刃紋:小沸出来、匂口が深く、刃縁が柔らかく明るく冴えて
帽子丸く綺麗に返る。
特徴:大名登録と言われた作品で東京31912号 昭和26年3月31日に登録されております。明治4年の廃刀令を経て刀剣の製作が許された時代に是一は再び刀剣の製作を行う様になりました。 この見事な匂口の深い、明るく冴えた直刃をご覧ください。
拵:特別貴重刀装具(*小柄が証書と異なります)
鞘:黒色変わり塗り鞘
小柄:赤銅魚子地に獅子の図を高彫りし金色絵。銘:後藤伝乗と銘がある。
小刀:長船住加賀介祐永と銘がある
割笄:四分一に花を高彫りする。銘:勝守
目貫:金無垢?に花の図柄を高彫りする。
葵美術より一言:藤原是一作の見事な直刃刃文です。明るく冴えた地鉄と刃紋の匂口が深い、来写しの作品です。また拵も品のある作品で小刀の刃文も見事に焼かれております。なお七代の是一は明治の廃刀令によって製作をやめざるを得ない状況でありましたが、刀剣製作の許可が出てから再度刀剣の製作を始めました。本作は明治18年8月の作品ですが、その6年後明治24年11月24日に73歳で亡くなりました。この作品の茎には錆が無く、実に健全な作品であると考えます。
時代背景:明治18年(1885年8月)は明治天皇が山陽道巡幸の途中で光明治に立ち寄った月であります。また岡山行幸も行われました。これらと同時期の1885年後半には、内閣制度が創設されるといった日本の近代化を示す重要な動きもありました。なお明治天皇は日本刀がお好きで収集もされておりました。
特別保存刀剣(※近日発行予定)
拵え:特別貴重刀装具
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥750,000
オークション開始
2025/10/12 (日) 11:11 |
※ = 自動入札