AS25436 脇差(寸延び短刀):藤原永貞(保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS25436

脇差(寸延び短刀):白鞘入り(保存刀剣)

銘:藤原永貞
明治紀元戌辰年十月日 
於京師造之       
                            
新々刀:中上作:美濃
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は藤原永貞としては最上作にランクされる作品です。
はばき:金着一重
刃長:31.5センチ
反り:0.1センチ
目釘穴:1個
元幅:2.9センチ
重ね:0.62センチ
刀身重量:260 グラム
時代:明治元年 1868年10月
体配:三棟で身幅が広く重ね厚くがっしりとした作品です。
地鉄:小板目肌良く詰んで地錵が付き、綺麗な小板目肌となり細やかな地景が入る。
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れとなり、先は小丸に返り、棟区まで焼き下げ、皆焼風となる。刃中、砂流、金筋が盛んに働く。

特徴:藤原永貞は美濃國赤坂千手院の末流で岐阜県垂井町に生まれ松井治一郎と称す。文化6年(1809年)。
御勝山山麓と銘を打つ作品が多く、徳川家康がこの地で全軍の指揮をとったと言われている。永貞は弘化頃江戸に出て大慶直胤に師事し、江戸青山にて作刀を研究し、後に紀州徳川家のお抱鍛治となる。明治2年6月61歳で亡くなる。 真面目な刀工と評価され駄作はない。上作の作品は銘を削られ、古刀上作にされたとも言われ、残された作品は少ない。

葵美術より一言:御勝山永貞は紀州徳川家にお抱鍛治として名を馳せ、大慶直胤の弟子として学び、本作の如く相州伝をものにして活躍する。本作は明治元年の京都で制作した作品です。長谷部一派を狙って製作した傑作刀であり、覇気に富み、刃中の金筋が激しく見て取れます。永貞は御勝山麓と銘を切り、或いは伊勢田丸とも切る。色々な場所で作刀をしております。御勝山とは大阪冬の陣で秀忠の本陣を構えた秀忠が大坂ノ陣で勝利したことから、御勝山と呼ばれるようになり、伊勢田丸とは伊勢にある田丸城に於いても製作し、江戸の青山で製作した作品や本作の如く京都で製作した作品もあり、製作意欲が高く、かつて美濃の作品とは大きく異なります。相州伝で秀でた作品を製作する様になりました。
本作は山城の長谷部を狙って製作した覇気のある見事な作品と言えます。この名品を製作した8ヶ月後の明治2年6月(61歳)で亡くなる。私見では彼の最上作にランクされる作品と考えられる。
銘も珍しく於京師造之と彫られております。

保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
※海外送料別途




現在価格¥451,000

残り時間:
終了時刻: 2025/09/18 (木) 10:30
入札する(Bid)
¥
(入札可能 : ¥452,000 )
(This will set your max bid. )
商品カテゴリー: , ,

入札履歴

hitochan5722
2025/09/11 (木) 18:12
¥451,000
s0830yazawa
2025/09/11 (木) 18:12
¥450,000
hitochan5722
2025/09/11 (木) 16:04
¥401,000
KATANA_no_DO_RE_MI_
2025/09/11 (木) 12:11
¥400,000
オークション開始
2025/09/11 (木) 11:21

※ = 自動入札