入札履歴
オークション開始
2025/09/03 (水) 10:05 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)
銘:了戒
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は了戒としては最上作にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:21.2センチ
反り:0センチ
目釘穴:2個
元幅:2.23センチ
重ね:0.50センチ
刀身重量:100グラム
時代:鎌倉時代 永仁頃
体配:身幅、重ね尋常なやや小振りの短刀。
地鉄:小板目肌よくつき、綺麗な地鉄となる。刀身に映りが現れ、表裏に棒樋を彫る。
刃紋:匂出来、直刃に匂口が深くつき、帽子上品に小丸に返る。
特徴:了戒は山城の刀工で、来国俊の子とされる。時代も古く、永仁頃(1293年)といわれております。
拵:蜻蛉尽くしの拵で(勝虫)見事な作品です。
鞘:黒呂色鞘に蜻蛉描く。
鐺:鉄地に蜻蛉の図柄を彫り金色絵。
馬針:鉄地に蜻蛉の図柄を彫り金色絵。
栗型:鉄地に蜻蛉の図柄を彫り金色絵。
縁頭:鉄地に蜻蛉の図柄を彫り金色絵。
目貫:蒔絵箱を彫る(金無垢?)
葵美術より一言:ご存知のように在銘の了戒はなかなか出て参りません。 山城の細かな美しい地鉄で健全な短刀です。
匂口も深く、素晴らしい作品と言えます。また拵はすべて蜻蛉の図で見事な作品です。おそらくこのような拵を現在に至るまで大切に所有し続けたのだと思います。
時代背景:鎌倉幕府で北条得宗家が専制的な権力を確立した時期は、幕府の基盤である御家人の生活苦が決定的になった時代でもありました。御家人の苦境を救おうとして鎌倉幕府によって出されたのが、永仁の徳政令です。1297年(永仁5年)、鎌倉幕府の9代執権北条貞時による御家人の所領取戻しを(条件付きですが)認めた法令のことです。
特別保存刀剣
葵美術評価鑑定
全身押し形
開始価格: ¥1,950,000
オークション開始
2025/09/03 (水) 10:05 |
※ = 自動入札