入札履歴
オークション開始
2025/09/02 (火) 12:22 |
※ = 自動入札
十文字槍:白鞘入り、拵付き(特別保存刀剣)
銘:豊永東虎左行秀造之(大珍品)
明治三年八月日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は豊永東虎左行秀としては最上作にランクされる作品です。
研磨済み 最上研磨
刃長:20.0センチ
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.78センチ
重ね:0.89センチ
刀身重量:280 グラム
時代:明治3年
体配:十文字槍
地鉄:板目肌、肌立ち地沸がよく付き地景が入る。
刃紋:沸出来直刃にのたれが混じり
匂口のやや深い部分があり刃中、砂流金筋が働く。
拵え:
鞘:黒塗り
柄:螺鈿巻き
特徴:左行秀は伊藤又兵衛盛重の嫡子として文化10年筑前国上座郡朝倉星丸の里で生まれた。そして自ら筑前左文字39代目を持って任じておりそれを刻銘にした作品がある。
天保初年に細川正義の門人の清水久良雄の鍛錬技術を学び弘化3年行秀は34歳の時に土佐藩工関田真勝広の勧めで土佐に下り、蔓延元年の終わりから文久2年の始め頃に彼は再び江戸に上り深川砂村の土佐藩邸に居所を変えて作刀を行い安政2年10月に土佐藩工となったが慶應3年5月板垣退助との不和で同年夏に土佐に返り東虎と銘している。 彼の作刀は明治3年で終わり晩年は明治20年75歳で亡くなるまで嫡子幾馬と横浜で蔵下と言われている。
葵美術より一言多くの刀工は一度は制作して見たいと夢を見るのはこの十文字の槍です。 多くの刀工が挑戦するがなかなかできるものではありません。明治3年8月となり後数ヶ月で廃刀令となることを知りこの十文字槍に挑戦したのかもしれません。まず体配が実に良いですね。 地金は板目肌よく練れて地沸が付き、地景が入り新新刀とは思えない古作の地金を使用し北國ものを思わせる素晴らしい地金となります。 また刃紋は単なる直刃ではなく二重刃がかかり刃中に砂流、金筋が働いております私は今まで左行秀の十文字槍は拝見したことはなく珍品です。 博物館級の作品です。是非是非お求めください。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術評価鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,200,000
オークション開始
2025/09/02 (火) 12:22 |
※ = 自動入札