入札履歴
オークション開始
2025/06/24 (火) 14:25 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(鐔:保存刀装具)
銘: 泰龍斎宗寛造之
安政三丙辰年二月日
鞘書:田野辺先生
泰龍斎宗寛
安政三年記有之
同工初期作而隷書銘に移行する直前の銘字也
出来宜敷、同作中、華やかなる作域を示し候
刃長2尺3寸4分半有之
維時甲申歴長月下澣(2004年)
探山観并誌了(花押)
新々刀:上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は泰龍斎宗寛としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着一重鎺
刃長:71.0センチ
反り:2.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.23センチ
先幅:2.43センチ
重ね:0.81センチ
刀剣重量:835 グラム
時代:江戸時代 安政
体配:身幅が広く、反りが深くつき、帽子深く長くなる。
地鉄:小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:刃区より直刃、その先丁子乱れとなり、互の目乱れが混じる。帽子の湾れて丸く返る。
特徴:泰龍斎宗寛の生刃がのこる健全な作品です。鞘書に記載されております樣に同行初期作隷書銘に以降する時代の作品で固山宗次の上出来の作品に酷似する。丁子乱れ明るく冴えた素晴らしい作品です。泰龍斎宗寛の傑作は頭が揃った互の目乱れとなり、その頭の上部には映りがよく現れる作品を第1と称されております。しかしながら初期の作品には映りはありませんが、刃紋が明るく冴えて私はこの作品が宗寛の優れた出来と考えるのです。作域は固山宗次の門人で生国古河阿武隈川で出来は固山宗次を超える出来の良さを持っております。
拵:
鍔:(保存刀装具)無銘(肥後)竪丸形の鉄鐔に九曜紋と桜紋唐草図を金と銀で象嵌する。
縁頭:赤銅に賢者を高彫りし金色絵。
鞘:黒塗り鞘
鐺:鉄地に昆虫の図
目貫:龍の図
時代背景:安政3年8月25日(1856年9月23日)、「安政3年の大風災」と呼ばれる大きな風水害が発生した。 これは、江戸のすぐ近くを強い勢力の台風が通過したことによって、江戸の街一帯が暴風と高潮の被害を受けたことによるものである。
特別保存刀剣鑑定書
鐔:保存刀装具鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,700,000
オークション開始
2025/06/24 (火) 14:25 |
※ = 自動入札