入札履歴
オークション開始
2025/06/17 (火) 13:32 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘:和泉守藤原國貞
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は和泉守藤原國貞としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:2尺3寸7分(71.8センチ)
反り:2.35 センチ
目釘穴:2個
元幅:3.04センチ
先幅2.02センチ
重ね:0.68センチ
刀剣重量:755グラム
時代:江戸時代、寛永頃
体配:身幅がやや広く重ねしっかりと反りがやや深く付き
鋒伸び心の体配の良い作品です。約3cmほどの区送がありますが、磨り上げはなく、健全な作品と言えます。
地鉄:小板目肌よく詰んで綺麗な大阪地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口深め、小足。刃が働き帽子小丸に匂口が深い。
特徴 この刀は一見すると国貞初代に見て取れるが私は2代の代作であると考えます。刃紋の形もやや真改風の雰囲気を示し、銘も力強さを感じさせます。 初代になるとかなり弱々しさを感じさせ銘の特徴も変化をしてまいります。和泉守藤原國貞の初代と2代の代作とでは銘の切り方がほとんど同じですが年齢が過ぎ去っていった時代の銘の切り方には弱さを感じさせ、若い真改とでは明らかに異なります。刃文もかつての互の目乱れが強い感じが代作では穏やかな真改風の作品になると思うのです。従って私はこの作品は井上真改の代作であろうと思います。
拵
鍔:円形の鉄鍔に扇の図を透かし彫りし金で象嵌。
縁頭:赤銅魚子地に扇の図を彫り、金と素銅で色絵象嵌。
鞘:青貝散らし
目貫:丸に四つ花菱紋を彫り、金色絵
葵美術より一言:この作品は私個人としては2代井上真改の作品だと考えます。 出来は穏やかなのたれに互の目乱れを焼いて匂口の深い作品を製作しております、 また鋒は丸く匂口が深い出来の良い作品です。また拵は青貝散らしの見事な作品であると思います。 是非お勧めしたい作品であると思います。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,950,000
オークション開始
2025/06/17 (火) 13:32 |
※ = 自動入札