入札履歴
オークション開始
2025/06/11 (水) 15:23 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:加賀国住両山子正峯作之(人間国宝)
昭和辛亥年二月日応需鶴野定助氏
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は正峯としては上々作にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:74.1センチ
反り:3.0センチ
目釘穴:1個
元幅:3.48センチ
先幅:2.44センチ
重ね:0.67センチ
刀身重量:845
時代:昭和46年(1971年)
体配:身幅広く重ね厚く、反りの深い豪壮な刀。
地鉄:小板目肌よく錬れて精良な地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口の深い互の目乱れとなる。明るく刃冴えた作品。
特徴:隅谷 正峯は本名隅谷與一郎と称し、1941年立命館大学
機械工学科卒業と同時に刀匠・桜井正幸に入門日本刀鍛錬所傘笠亭(さんりゅうてい)を松任市に開いて多くの作品を制作する。昭和40年代には新作刀最高賞である
「正宗賞」を3度受賞1981年4月20日に「人間国宝」に認定された。
1981年に重要無形文化財「日本刀」保持者認定される。
地金の研究も行われ自家製の製鉄制作が行われ、
それを鍛錬して隅谷丁子と呼ばれる彼独特の丁子乱れを完成した。
皇室関係者の作刀も手がけられ、彼の製作した守り刀が天皇陛下に制作された。
現在現代刀制作ではトップの座に君臨しております。
平成10年12月12日逝去 享年77歳。
本作は体配の堂々とした鎌倉一文字を写し表裏に力強い棒樋を彫り
抜群の地金と隅谷丁子の華麗な刃紋に圧倒される作品です。
和31年、松任に鍛錬所傘笠亭(さんりゅうてい)を開く
昭和32年~39年まで、新作刀技術発表会に連続入賞。
昭和40年、新作名刀展において名誉会長賞と最高賞である「正宗賞」を同時に受賞。
日本刀鍛練所「両山亭」を新築。
昭和41年、「正宗賞」を再度受賞。毎日新聞社賞も受賞。
無鑑査刀匠、及び新作名刀展の審査員となる。
昭和42年、石川県無形文化財に指定される。
昭和47年、第一回薫山賞を受賞。
昭和49年、新作名刀展、「正宗賞」(3回目)を受賞。
昭和56年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。
昭和59年、紫綬褒賞受賞。
平成2年、天皇陛下即位の大礼の宝刀を制作。大英博物館「日本刀展」において講演を行う。
平成3年、秋篠宮眞子内親王殿下の守り刀を制作。
平成4年、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀を制作拝命。
平成5年、皇太子妃雅子殿下の守り刀を制作。
平成6年、秋篠宮佳子内親王殿下の守り刀を制作。
平成10年、12月12日逝去 享年77歳。
特別保存刀剣
葵美術評価鑑定
全身押し形
開始価格: ¥2,500,000
オークション開始
2025/06/11 (水) 15:23 |
※ = 自動入札