AS25217 脇差:近江大掾藤原忠広 (特別保存刀剣)

説明

脇差:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:近江大掾藤原忠広 

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は近江大掾藤原忠広としては上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重鎺
刃長:1尺7寸1分0厘(51.8センチ)
反り:0尺3寸0厘(9.1センチ)
目釘穴:1個
元幅:2.91センチ
先幅:2.22センチ
重ね:0.64センチ
刀剣重量:540 グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:3cmほどの区送があるが、擦り上げは無く健全な作品です。
身幅が広く、重ねしっかりとした作品で反り適度につき、鋒やや長い体配の良い作品。
地鉄:小板目肌よく詰んで肥前の地鉄となる。
刃紋:沸出来直刃、匂口が深く帽子も同様に刃紋は深く丸く返る。

特徴:忠廣は肥前の刀工で、初代忠吉の実子。本名を橋本平作郎といった。
父の没した後の寛永十年紀からの作刀が見られ、寛永十八年(1641年)に
二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。
終生忠吉銘は襲名せず、忠廣と銘した。
藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。
作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。
元禄六年(1693)八十歳にて没した。切味が良く、大業物に指定されている。
就中地鉄の精美な点では肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い。

拵:
鍔:木瓜型鉄鍔に人物図柄を彫る。
縁:赤銅地に石灯籠と樹木、雨がふる光景を彫り金で色絵を施す。頭:二人の人物が争う場面を彫り、金で色絵を施す。   
鞘:朱塗の鞘、小尻は鉄で出来ております。
目貫:鳥と魚?の図を彫り金で色絵を施す。

葵美術より一言肥前刀は地鉄の良さに評判が集まり鍋島藩ではその鉄の良さを秘密として大切に守ったと言われております、 九州では隣国の豊後においても肥前刀を真似して製作した跡が見て取れますが、刃紋は肥前刀と見える作品も多いのですが地鉄はどうしても真似のできない作品であっとと思われます。 肥前刀は鍋島藩でその製作方法は守られ江戸時代末期に至るまでその皮金鉄は守られたのです。したがって鑑定などで出されるとその美しい皮金の状態や直刃刃紋の特徴などでその美しさ評判は他の大名家でも評価が高かったのです。

特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形




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