AS16260 大小:大:無銘(美濃千手院)/小:無銘(新刀・美濃)

説明

大小:

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大:脇差:白鞘入り、拵え付き

銘:無銘(美濃千手院)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(美濃千手院)としては上作にランクされる作品です。
はばき:銀一重
刃長:52.2センチ
反り:1.5センチ
目釘穴:2個
元幅:2.51センチ
先幅:2.04センチ
重ね:0.59センチ時代:室町時代中期頃
体配:身幅、尋常で重ね適度に付き、反りが深く切先やや延びた体配の良い長めの切先をした作品。
地鉄:板目肌よく練れて地錵が付き、細かく柾に流れる。
鎬地:板目に柾目が強く流れる。
刃紋:錵出来小互の目乱れとなり、足が盛んに働き葉が混じる。
帽子:のたれて丸みを保ち先掃掛となる。

特徴:地鉄、小互の目乱れの刃紋切先の掃掛などから美濃千手院あたりの作品と思われる。

拵:
鍔:竪丸形の赤銅磨地鍔に赤銅で覆輪をほどこす。
縁頭:赤銅魚魚子地に葵の葉を彫る
鞘:黒呂色鞘、鐺は銀で波の図柄と波を彫り、その先に6羽の千鳥を貝で埋め込んだ洒落た図柄です。
目貫:大振りの赤銅地に秋草と蟷螂の図柄を高彫りし、金の色絵をほどこす。

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小:脇差:白鞘入り、拵え付き

銘: 無銘(新刀・美濃)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は無銘(新刀・美濃)としては普通作にランクされる作品です。
ハバキ:素銅地
刃長:43.2センチ
反り:1.1センチ
目釘穴:1個
元幅:2.6センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.6センチ
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅、重ね尋常な反り適度に付き切先やや延びた作品。
地鉄:小板目肌に柾目が混じる。鎬地も同様となる。
刃紋:小錵出来、互の目乱れに尖り刃が混じる。
帽子:丸く掃掛となる。

特徴:地金と刃紋から美濃の刀と推測される。

拵:
鍔:竪丸形の赤銅磨地鍔に赤銅で覆輪をほどこす。
縁頭:赤銅魚魚子地に葵の葉を彫る
鞘:黒呂色鞘。 鐺は銀で波の図柄と波しぶきをほりその先に6羽の千鳥を貝で埋め込んだ洒落た図柄です。表裏の同様な図柄がついております。鞘には瑕があります。
目貫:大振りの赤銅地に秋草と蟷螂の図柄を高彫りし金の色絵をほどこす。
小柄:銀地に文様を銀で彫る。

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葵美術より一言:この大小は登録も連番となっており、江戸時代より大小として使用されてきたと考えられます。 大小共に脇差なのは当時よくあった事で登城する場合は邪魔にならない様に脇差で大小を制作したとされております。鞘の洒落たデザインは北斎の版画を思わせる図で見事です。拵えの鍔、縁頭、目貫も大小として同一な小道具で目貫が大きいのも特徴があり、良く出来た拵えと考えます。
脇差のハバキに多少の痛みとガタつきがありますが、最近オリジナルの大小は珍しくお値段も御手頃でお勧めいたします。

葵美術鑑定書:全身押し形


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終了時刻: 2025/06/11 (水) 10:30
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入札履歴

rveng
2025/06/05 (木) 09:42
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オークション開始
2025/06/04 (水) 16:23

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