入札履歴
オークション開始
2025/05/28 (水) 10:15 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)(刀剣保存会鑑定書)
銘: 臼杵住高橋与三郎源秀永
元治元年三月吉日
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 臼杵住高橋与三郎源秀永 としては最上作 にランクされる作品です。
鎺:銀一重鎺
刃長:2尺2寸8分0厘(69.1センチ)
反り:6分0厘(1.82センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.19センチ
先幅:2.37センチ
重ね:0.61センチ
刀剣重量:800 グラム
時代:江戸時代元治元年3月吉日
体配:身幅が広く重ね厚く反りの深い作品で鋒やや伸びる。
地鉄:小板目肌よく練れて肌目がよく見て取れる。
刃紋:沸出来互の目乱れ、高低に変化があり、動濤刃風となり、刃が明るく冴える。
特徴:臼杵住高橋与三郎源秀永は豊後の刀工で特に濤乱刃に優れ、金筋・砂流が良く見えて傑作刀を出す刀工であった。しかし廃刀令の出る時期となり制作本数は少なくなっていったように考えられます。私は40年ほど前に同じ刀工の刀を手に取ったことがあり、上手な刀工として記憶に残っております。
葵美術から一言:この臼杵住高橋与三郎源秀永特別保存刀剣と保存会の秀作の鑑定書がついております。刀剣保存会・秀作の鑑定はかなり厳しくl秀作はかなり価値のあった作品だと思います。
九州地方の大分県東南部に位置する臼杵市は、大きく海側(臼杵)
と山側(野津)のエリアに分かれており、太陽が海から上がり、山に沈
む様子がわかる地形です。年間を通して日照時間が多く、温暖で、おだやかな気候に恵まれています。山側の野津エリアは肥沃な大地を有していることから盛んに農業が行われており、海側の臼杵エリアは、豊かな漁場である豊後水道で獲れる魚が水揚げされる漁業と、江戸末期から続く、味噌や醤油を中心とした、西日本一の規模を誇る醸造業が盛んです。臼杵住高橋与三郎源秀永はこのような場所で刀剣の制作に務めたと考えられます。 出来の優れた作品です。
大名登録と言われた昭和26年5月15日の登録です。
時代背景:勤皇と佐幕とが戦った時代。
特保存刀剣鑑定書
刀剣保存会鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,000,000
オークション開始
2025/05/28 (水) 10:15 |
※ = 自動入札