入札履歴
オークション開始
2025/05/27 (火) 15:01 |
※ = 自動入札
短刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)
銘: 肥前国忠吉
新刀:最上大業物:最上作:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は 肥前国忠吉 としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重鎺
刃長:26.3センチ
反り:0.0センチ
目釘穴:1個
元幅:2.66センチ
重ね:0.55センチ
刀剣重量:190グラム
時代:江戸時代 慶長頃
体配:体配の良い短刀で五字忠吉と言われた短刀です。
表には旗鉾を彫り、裏には二筋樋を彫る。
地鉄:小板目肌よく練れて細かな肥前地金となる。
刃紋:沸出来、互の目乱れを焼き、先端は小丸に返る。
特徴:肥前国忠吉は橋本新左衛門と称し、肥前長瀬に住し慶長元年に上京し埋忠明寿の門人となる。同三年に帰国して佐賀城下に移住し、寛永元年に武蔵大掾ををを受領する。正確には忠吉の後に住人忠吉作に変わり、次には武蔵大掾忠広と変わって、さらに肥前国住忠広と変わります。 忠最後の忠広の銘の上部の点は菱形となります。
九州の鍋島藩では肥前刀を大きな輸出品と考えて肥前の地鉄を大切に保護をすると同時に他国には非道を漏らさない様にしたとされております。そのため地鉄は美しく他国にとっては垂涎の作品となり、多くの作品が輸出されたと言われております。豊後刀の江戸時代初期には肥前刀と同様な綺麗な匂口の深い刃紋が製作されましたが地鉄はどうしても真似をすることは出来ず、その後は段々と製作の技術が悪くなっていきました、 しかしその初期の作品は肥前刀には負けない素晴らしい刃紋を製作することができたのです。
拵:
鍔:赤銅地のはみ出し鍔。金色覆輪。
縁頭:赤銅魚子地に花の図を彫り金色絵。銘:三上光英(花押)
鞘:黒蝋色鞘に桐の図を金蒔絵
目貫:赤銅地に花の図を彫り金色絵
小柄:赤銅魚子地に蓮の花の図を彫り金色絵
笄:赤銅魚子地に蓮の花の図を彫り金色絵。銘:佐野道好(花押)
葵美術より一言:短刀は見事な互の目乱れで最も好まれる5字忠吉に埋忠明寿の門で学んだ彫を生かし、旗鉾をほり裏には二筋樋を彫を行い見事な作品です。さらに短刀拵は一作拵で見事な作品を製作しております。
五字忠の短刀と見事な拵をご家庭の守り神としてお勧めいたします。
特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥2,300,000
オークション開始
2025/05/27 (火) 15:01 |
※ = 自動入札