AS25008 刀: 親房 皇紀二千六百三年五月日　

刀：白鞘入り

銘: 親房 皇紀二千六百三年五月日　

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は親房としては上々作にランクされます。

鎺：素銅一重
刃長:70.1cm
反り:1.6cm
目釘穴:2個
元幅:3.25cm
先幅:2.51cm
重ね:0.74cm
刀剣重量:960g
時代:昭和18年5月(1943)
体配：身幅が広く重ね厚く大鋒。生刃が残る。
地鉄：小板目肌よく詰んで無地に近い。
刃紋：小沸出来、丁子乱れ、足よく入る。帽子乱れこむ。

特徴：櫻井親房は元陸軍受命刀匠です。本作はがっしりとした健全な刀で、相当腕の良い刀工であることが伺えます。戦時中の作品は出来にむらがありますが、この作品はずば抜けて出来が良く研磨もしっかりと行われております。

葵美術鑑定書：全身押し形