AS24810 脇差：泰信法橋源光平(特別保存刀剣)

脇差：白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘：泰信法橋源光平

新刀：良業物：上作：武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は光平としては上々作 にランクされる作品です。
鎺：金着二重(金無垢？)
刃長:1尺7寸2分7(センチ)
反り:4寸0厘(センチ)
目釘穴:1個
元幅:3.2センチ
先幅:2.26センチ
重ね:0.64センチ
刀剣重量:565グラム
時代：江戸時代寛文の頃
体配：がっしりとした元幅と先幅で反りはやや浅く、
鋒が伸びた作品です。
地鉄：匂出来丁子乱れとなり映りが現れる。
一見すると一文字の様な作品で鋒は乱れ込む。
小板目肌詰んで映りが現れる。
刃紋：　沸出来、丁子乱れ。

特徴：一見すると一文字の様な作品で丁子乱れとなり華やかな刃紋となります。さらに鎬地が詰んだ板目肌に杢目肌となり、完全な一文字写しとなり見事な作品と言えます。通常新刀期の一文字は鎬地が柾目になる傾向が強く、古く見せるためには鎬地の棒樋
を彫って誤魔化す傾向があります。そのためその部分は強い柾目肌であれば、よく注意をして判断する必要があります、　さらに反りも寬文新刀であるため、反りがなかったり帽子が単調に丸くなっているなどが見れば古刀かどうかをよく見る必要があります。

拵：
鍔：8箇所に分けた作品に所々に彫りを入れる。
小刀：赤銅魚子地に糸巻きの図柄を高彫りし金で色絵を施す。小刀には尾崎源五右衛門助隆と銘がある、　裏面はよく研がれております。
鞘：黒の刻み鞘
縁頭：石目地に花の図柄を金色で描く
目貫：小さな和船に鳥が止まった図面を金く使用して描く。

葵美術より一言：この泰信法橋源光平は出来が優れ一文字風の丁子乱れを良く発揮しております。拵もよくできておりお勧めすることができます。是非お買い求めください。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書
全身押し形