AS25515 刀：藤原貞行(高田) (保存刀剣)

ご注文番号：AS25515

刀：白鞘入り、拵え付き (保存刀剣)

銘：藤原貞行(高田)

新刀：中作：豊後

はばき：素銅地一重
交付年月日：昭和58年2月23日
刃長：71.7センチ
反り：1.8センチ
目釘穴：1個
元幅：3.08センチ
先幅：2.09センチ
重ね：0.71センチ
時代：江戸時代承応頃（じょうおう）　1652年から1654年
体配：身幅、重ね尋常な体配で表に草の剣巻龍と独鈷を彫り裏には鎖を彫る。
地鉄：板目肌良く練れて地錵が付きねっとりとした地金となる。
刃紋：錵出来直刃、帽子丸く先、掃掛となる。

特徴：藤原貞行は豊後の刀工で承応頃に活躍する。

時代背景：承応頃（じょうおう）の変：牢人の別木庄左衛門同士数人と共に増上寺に於いて放火をして金品を奪い
老中を打ち取ろうと画策するが仲間の一人が密告した為失敗に終わり別木庄左衛門を始めとして数多くの者達が処刑された事件。
事件から5日後にこの事があってから承応元年と改元された。
幕府に対して不満を持つ浪人が多くなった事が背景にあげられる。

拵：
鍔：円形の鉄鍔の縁に文様を金象嵌がほどこされ透かしを入れる。　長州住友義　江戸時代末期頃
縁頭：赤銅地で波の図柄を彫り金で色絵をほどこす。
鞘：茶色石目地鞘
目貫：金色絵で獅子の図柄を彫る
鐺：赤銅無地

保存刀剣
葵美術評価鑑定：全身押し型