入札履歴
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オークション開始
2025/12/12 (金) 10:27 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS23288
刀:白鞘入り(特別保存刀剣)
銘:肥前国住陸奥守忠吉
新刀:上々作:最上大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国住陸奥守忠吉としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着一重
刃長:69.4センチ
反り:1.4センチ
目釘穴:3個
元幅:2.99センチ
先幅:2.11センチ
重ね:0.71センチ
刀剣重量:760 グラム
時代:江戸時代万治の頃
体配:磨り上げ区送があるが、全ての銘が残り、特に地鉄が素晴らしい。
地鉄:肥前刀の特徴である抜群な地鉄。映り心となり美しい地鉄となる。
刃紋:明るく冴えた丁子乱れに互の目乱れが連なり、刃中に葉が働き名工陸奥守忠吉の面目躍如と言える。一文字風の乱れとなり匂口が柔らかく出来が優れる。帽子乱れ込む。
特徴:肥前国住陸奥守忠吉は多少擦り上げ区送があるが一文字風の作風でそれを凌駕する出来です。肥前国住陸奥守忠吉は比較的制作本数が少なく、初代、二代の作品の手助けを行った為と考えられます。又亡くなったのが50歳の為、制作本数が少ない事の理由と言えます。多くの愛刀家の垂涎の刀です。なかなか市場に出回ってきません。地金が良く是非御薦めしたい作品です。初代忠吉より3代目でおそらく肥前刀で最も技量の優れた作品と言える。
葵美術より一言: 陸奥守忠吉は近江大掾忠広の嫡子で、忠吉三代目を継いでいる。万治3年に陸奥大掾を受領、翌寛文元年には陸奥守に転じ父の2代忠広の制作を助け50歳で歿している。作品が比較的少ない。特に地金の美しさは抜群であり、2代忠広銘の中に代作として陸奥が制作した品物が多く、代作であっても尊ばれている。本作は陸奥守忠吉には珍しい薙刀の作品であり、きわめて珍しい。本作は刃紋の錵出来互の目乱れに地金の美しさが抜群で研磨も最上の出来であります。私見では陸奥守忠吉は肥前刀の中で最も優れた作品であると思われます。
特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し型
開始価格: ¥2,500,000
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オークション開始
2025/12/12 (金) 10:27 |
※ = 自動入札