AS25569 刀:肥前国住陸奥守忠吉 (特別保存刀剣)

白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:肥前国住陸奥守忠吉

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は肥前国住陸奥守忠吉としては上々作 にランクされる作品です。

鎺:真鍮一重
刃長:71.2cm
反り:1.1cm
目釘穴:(内1つ埋) 3個
元幅：3.00cm
先幅：2.05cm
重ね:0.66cm
刀剣重量：740g
時代: 江戸時代前期

体配：身幅重ね尋常で反りが小さく反り区送が3cmほどあり、鋒に鋭さを感じさせる。
地鉄:精良な肥前地鉄となる。
刃紋:小沸出来直刃、匂口が深く、明るく冴える。帽子丸く返る。

特徴:
肥前国住陸奥守忠吉は近江大掾忠広の子で、忠吉の三代を継いだ。万治3(1660)年に陸奥大掾を受領し、翌年陸奥守になった。翌年貞享3(1686)年50歳で亡くなった。
作刀期間が短く、父の代作を多く行っていたため作品数はあまり多くない。初代忠吉に似た作風で、特に地鉄の美しさが高く評価されている。

葵美術より一言: 本作は地鉄が美しく、真面目な作品で、洗練された雰囲気の作品です。拵えも統一感のある上品な品と言えます。陸奥守忠吉の作品は希少ですので、ぜひお買い求めください。

拵:
鐔:木瓜形真鍮鐔、水鳥の図
縁頭:魚子地、鯉の図
小柄小刀:赤銅地、鰻の図
目貫:なまずの図
鞘:変わり塗り鞘

特別保存刀剣鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形