入札履歴
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オークション開始
2025/11/18 (火) 17:45 |
※ = 自動入札
ご注文番号:AS25527
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(得能鑑定書)
銘:越後守包貞
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は越後守包貞としては上々作にランクされる作品です。
鎺:素銅
刃長:70.2センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:2個
元幅:2.98センチ
先幅:2.02センチ
重ね:0.71センチ
刀剣重量:710グラム
体配:擦り上げ区送の作品で身幅、重ねは尋常。切先はやや長い。
地鉄:小板目肌よく錬れて綺麗な大阪地鉄となる。
刃紋:沸出来、丸みのある互の目乱れ、濤乱刃風の作品となる。
特徴:越後守包貞は二代助広を真似て互の目乱れを制作する。助広は穏やかな濤乱刃に比較して越後守包貞はやや荒々しい作品が多く、匂口の深い濤乱刃に刃中、砂流が流れる作品が多い。
拵:
鍔:竪丸形の鍔に松の木と人物を透かし彫りする。
縁頭:兜の図
鞘:黒呂色刻鞘
目貫:鎧の図
葵美術より一言:擦り上げ区送がありますがしっかりとした作品で銘は完全に残った作品で拵も丁寧によく製作されたおります。
時代背景:江戸時代寬文頃の作品でこの頃になりますと上下の大小を揃えて上下をを着て登城する式たりとなりました。刀の越後守包貞をつけて登城するわけですから、かなり高禄を食む侍であったと考えられます。また戦争もなくなり鎧、兜、武具は必要が無くなったため鑑賞用の作品が必要となりました。派手な作品や濤乱刃などの作品、裁断銘の作品が好まれた時代となったのです。時代と共に短刀などは必要なくなり、江戸時代ではほとんど製作されなくなりました。江戸時代末期になると短刀の需要が出てくるようになりました。
私たちが短刀を探しても新刀の短刀はなかなか手には入らないというのが普通なのです。
特別保存刀剣
得能鑑定書
葵美術鑑定書:全身押し形
開始価格: ¥1,500,000
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オークション開始
2025/11/18 (火) 17:45 |
※ = 自動入札