AS25444 刀:無銘(宇甘)(特別保存刀剣)

説明

ご注文番号:AS25444

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)

銘:無銘(宇甘)

古刀:備前:上作 文保
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は無銘(宇甘)としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:素銅地鎺
刃長:63.7センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:2個
元幅:2.98センチ
先幅:2.10センチ
重ね:0.71センチ
刀剣重量:695グラム
時代:鎌倉時代末期(1317年)
体配:大磨上無銘で身幅が広く、重ね厚く、がっしりとした作品で反りが深くつき、鋒はやや広い。
地鉄:板目肌が肌立ち、帽子も乱れて健全な作品。
刃紋:匂出来丁子乱れが連なり二重刃がかかります。 小足がよく働き青江風の逆さ丁子
が見て取れます。

特徴:宇甘派は鎌倉時代末期から南北朝時代の刀工で今の岡山県から御津高郡御津町宇甘東で宇甘群相州の松田氏が承久の乱の功績地頭に下向して以来、戦国末期まで支配していました。松田盛朝は建武の中興の際に活躍をし太平記にもその名前も記されている。作風は雲次・雲生によく似ている。特に地鉄の刃紋がよく似ております。また反りが強く、備中の青江派にもよく似た作品である。

拵:
鍔:円形の鉄鍔。尾張鐔と思える作品。
縁頭:赤銅魚子地に松の木と鯉の図を高彫りし金で色絵を施す。
鞘:黒呂色鞘石目地
鐺:鉄地に蜻蛉の図柄を描く
目貫:赤銅地に弓矢の図柄を高彫りし金で色絵を施す。

葵美術より一言:この作品は反りが深くつき、鎬がやや広く時代的には鎌倉時代末期の作品と思います。鎬地があるため当時の地鉄をよく見て取れます。作品はがっしりとして健全であるといえます。地鉄が健全で刃紋もよく練れた作品です。映りもよく現れ、刃紋が逆さ丁子となり、刀工時点に掲載されている様な作品です。 特に出来が良いことと拵がついておりますので是非お求めください。

時代背景:鎌倉時代後期(正応・永仁~元弘:1288~1333年頃)は、北条氏による得宗専制政治が確立し、悪党の活動が活発化。後醍醐天皇による幕府打倒の動きが起こり、鎌倉幕府滅亡へとつながった時代です。経済面では農業生産が向上し二毛作が広がり、商業
や貨幣経済も発達しましたが、貨幣経済にそぐわない御家人が困窮し、幕府体制の動揺を招きました。文化は武士の質実剛健な精神を反映したものが中心となり、公家文化と武家文化が融合した「武家文化」の特色を強く打ち出しました。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形
※海外送料別途




開始価格: ¥1,200,000

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終了時刻: 2025/11/13 (木) 10:30
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2025/11/06 (木) 10:16

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