AS25459 刀:肥前国住近江大掾藤原忠広(第17回重要刀剣)

説明

刀:白鞘入り,拵え付き(第17回重要刀剣)

銘: 肥前国住近江大掾藤原忠広

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は 肥前国住近江大掾藤原忠広としては最上作にランクされる作品です。
はばき:金着せ二重
刃長:72.8センチ
反り:1.9センチ
目釘穴:1個
元幅:3.24センチ
先幅:2.21センチ
重ね:0.69センチ
刀身重量: 800グラム
時代:江戸時代慶安の頃
体配:身幅広く重ね厚く反りが深く付き
切先が伸びる地比の良い姿をした刀。
地鉄:小板目肌実に良く詰んで地錵が良く付き
地景が入り奇麗な小糠肌すなわち肥前地金となる。
鎬地:小板目肌に小杢目肌が混じる。
刃紋:錵出来直刃に小足が良く働き
匂口の深い作品で帽子大きく丸く返り先、掃掛ける。

特徴:近江大掾藤原忠広は初代忠吉の子で
作刀技術を学び寛永9年に父が亡くなって以来二代を引き続く。 
初代忠吉は多くの弟子の恵まれその後二代が家督を相続しその後も弟子が彼を助けてその後の繁栄盤石なものへと確立していった。
永十八年七月に近江大掾を受領し60年間という長期にわたり昨刀を続けた。
作刀数はかなりの数に上るが、上々作である二代忠広は愛刀家の多くが好み、その人気が良くうかがえる。元禄6年81歳で亡くなる。
弟子には3代陸奥大掾忠吉、播磨大掾忠国、河内大掾正広、出羽守行広等キラ星の如く囲まれ更に鍋島藩の庇護の元に阿蘭陀鉄を独占した事で、独特の肥前地金を獲得し他に地金の流出を禁止する事で独特な地金を獲得し続けたと考えられます。
本作は近江大掾藤原忠広としては珍しく乱れ刃で互の目乱れ穏やかなる作品です。
地刃の出来が良く瑕欠点のない作品です。 
大業物としてランクされた名品を是非お求め下さい。

拵:
鍔:木爪形銀地に梅の木と花を彫る 裏も同様  
銘:一誠。一誠は渡辺氏で始め林正光に学び江戸において船田一琴に学ぶ38歳で独立し会津若松で開業した。陸奥国岩代に住す。本作は慶応二年三月吉祥日と裏名を切る梅の大木と枝と花を見事に彫る
縁頭:銀地で波の図柄を彫る
鞘:鮫革
目貫:銀地で蛸の図柄を彫る

葵美術より一言: 近江大掾藤原忠広の最高傑作の作品で既に重要刀剣に合格しております。身幅が広く重ねしっかりしており、得意の直刃に小足が良く入る匂口が深く帽子の刃は大きくすぼんで尖りごころに丸く返るり先は掃掛けとなる。拵えは銀地の一誠で裏名は慶応二年三月吉祥日と切る縁頭は銀で、目貫は銀地で蛸の図柄を彫る。 出来の素晴らしい作品ですので是非お薦めしたい作品と言えます。

第17回重要刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形




開始価格: ¥4,200,000

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終了時刻: 2025/09/24 (水) 10:30
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2025/09/17 (水) 15:33

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