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オークション開始
2025/09/05 (金) 11:55 |
※ = 自動入札
刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(縁頭:保存刀装具)
銘:肥前国近江大掾藤原忠広
新刀:上々作:大業物:肥前
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は肥前国近江大掾藤原忠広 としては 上々作 にランクされる作品です。
鎺:金着二重
刃長:74.8センチ
反り:1.8センチ
目釘穴:1個
元幅:3.15センチ
先幅:2.22センチ
重ね:0.66センチ
刀剣重量:725グラム
体配:身幅が広く重ねやや厚く、反りが深くつき、鋒が伸びた体配の良い作品です。
地鉄:小板目肌よく付き肥前地鉄となる。
刃紋:沸出来、匂口深く直刃出来となり、小足が盛んに働く。帽子匂口が深く、丸く返る。
特徴:身幅しっかりとした作品で反りもあり、鋒の長い近江大掾藤原忠広の作品です。
拵:
鍔:赤銅鍔に海に泳ぎ回る龍の図柄と波を金で色絵を施す。
縁頭:赤銅地に龍を高彫りする。清乗銘:清乗(保存刀装具)
鞘:朱塗鞘
目貫:赤銅地に龍の高彫りに金で色絵を施す。
葵美術より一言:見事な近江大掾藤原忠広と拵のついた作品です。ほとんどの忠広は直刃であるがこの作品は互の目乱れで珍しくできも大変優れた作品です。肥前刀の近江大掾は地鉄の美しさと匂口の深い直刃波紋。あるいは頭の上部を揃えた互の目乱れ隣その美しさは地肌の綺麗な地鉄とともに抜群の美しさとなります。この地鉄の美しさは鍋島藩の地鉄を製作して自分たちの品物として他国へ漏らさないという強い掟があったと思うのです。この約束は江戸時代後期まで続き最後の忠吉に至るまで続いたのです。葵美術より「一言肥前の刀工近江大掾藤原忠廣は初代忠吉の実子で本名を橋本平作郎という。父の没した後の寛永十年(1633)紀からの作刀が見られ、
寛永十八年(1641年)に二十九歳の時、近江大掾を受領。受領後の正保、慶安頃が最盛期であったといわれる。終生忠吉銘は襲名せず、忠広と銘した。藩より屋敷と切米二十石を拝領し肥前刀の高揚に務めた。作刀期間は約六十年と長く、長寿であった為作品数は多く作風も多彩である。元禄六年(1693)八十歳にて没した。長寿であった為作品数は多いが、寛文三年(1663)頃からの晩年作には三代の代作も見受けられる。切れ味が良く、大業物に指定されている。
地鉄の美しさでは肥前刀随一といわれ、父忠吉に次ぐ名工との評価が高い肥前刀は鍋島藩の特別な援助のもとに製作を始めまたその製作方法を秘密裏により江戸時代の長い年月を守り刀したと言えます。 特に肥前刀の板目肌は豊後刀によく似ておりますがその昼いなき技術で守り塔下と考えられます。また忠広は初代を引き継いで活躍をし80歳までの年数を製作してきましたので制作本数も抜群に多くしかも製作の出来は良い。
特別保存刀剣
縁頭:保存刀装具
葵美術鑑定書:全身押し形
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2025/09/05 (金) 11:55 |
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