AS25316 刀: 長曽祢興里入道乕徹(特別保存刀剣)(委託品)

説明

刀:白鞘入り、拵え付き(特別保存刀剣)(委託品)

銘: 長曽祢興里入道乕徹

新刀;最上大業物:最上作:武蔵
当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております
本作の出来は長曽祢興里入道乕徹としては最上作にランクされる作品です。
鎺:銀着一重と金着一重
刃長:70.0センチ
反り:1.2センチ
目釘穴:1個
元幅:2.94センチ
先幅:2.05センチ
重ね:0.64センチ
刀剣重量:700 グラム
時代:江戸時代寛文の頃
体配:身幅やや広く重ね厚く、反りは適度につき、鋒やや伸びた体配の良い姿をした作品です。
地鉄:地鉄細かく練れて地景がよく働き、比較的鮮明な映りが現れる。鎬地と平地はほとんど一体となり、通常新刀地鉄は柾目が多いのですが、この鎬地は平地と同様な板目で素晴らしい。地鉄から一枚ともとれる作品です。
刃紋:直刃出来の刃紋となり、明るく冴えて、所々小さな小足が見て取れます。帽子はくびれて丸く返り、金筋も見て取れます。

特徴:最上作で最上大業物と評価された長曽祢乕徹の刀です。
長曽根虎徹は元越前の甲冑師であり、明暦2年頃に彼が50歳の頃に江戸に出て刀鍛冶に転じ通称三之丞と称したといわれている。
興里と名乗ったが入道して初めは古鉄の字を用い、後に虎徹の文字をあて、更に寛文4年8月からは乕徹の字を用いている。
年期作では明暦2年が最初期であり、その最終は延宝5年である。

通常虎徹の銘は細くしっかりとしております。本作の銘も同様にしっかりと切れております。銘にもその特徴がよく見えております。
多くの人から愛された乕徹は誰もが一度は見てみたい作品なのですが、なかなか出てきません。この度販売に踏み切る方がおられましたのでご紹介をさせていただきます。

拵:(鍔2枚)
鍔1:銀地に波の図柄を高彫りする:白王堂 寿随
鍔2:木工型の赤銅地魚子地。金覆輪。
縁頭:銀で波の図柄を高彫りし一部金で描く
鞘:黒呂色鞘に千鳥が表裏の11羽飛んでいる華やかな風景に感心されます。
目貫:金無垢で獅子の図柄を高彫りする
小尻:銀で波の図柄を高彫りする。
栗型:波の図柄を高彫りする。

葵美術より一言:長曽祢興里入道乕徹の作品でこの刀に実によく製作されたており一作拵がつきます。鞘には飛び回る千鳥の姿に銀で製作した波を見事に描いた最高級品の拵です。製作年代は明治から大正頃の作品で当時は工作の上手な職人がおられたのです。また長曽祢興里入道乕徹 は元々越前国で現在の福井県の甲冑師であり50歳前後で江戸に出てきた人物もちろん多くの刀工から学び著名な刀工へと進んでいったことであろうと思います。したがって私が見ております刀にも異なった要素が入っているのかもしれません、 特にこの作品には映りがよく現れ凌ぎ地と平地が全く同様な地鉄でできていることなどいくつかの通常な作品と異なる部分が見て取れます。近藤勇が保有していたとかその作賓は偽名であったとか、わかりませんがそれほど乕徹は有名な刀工であったと思います。また拵が素晴らしい作品です。 是非この素晴らしい刀と拵をぜひお勧めしたいと考えます。

特別保存刀剣
葵美術鑑定書:全身押し形




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Kotetsu
2025/07/12 (土) 16:29
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オークション開始
2025/07/12 (土) 10:24

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