AS25229 刀: 栗原謙司信秀 文久二年十一月日(特別保存刀剣)

説明

刀:白鞘入り(特別保存刀剣)

銘:
栗原謙司信秀
文久二年十一月日

鞘書:
栗原謙司信秀
六字銘と文久二年十一月日紀有之。地沸を厚く敷き、板目の肌合いに大互の目を主張に丁子小のたれを交え躍動的に乱れる刃紋を焼きたりて、足繁く入り、匂深で沸良くつき砂流、金筋が絡み匂口に明るく冴え、文久年間に多い大鋒幅広に長寸の剛健なる姿見せるなど覇気、横溢し出来よろしい。
時在令和五癸卯季梅見月穀且探山観并誌(花押)

当社では刀工の出来によって最上作、上々作、上作、普通作を記載しております。
本作の出来は 栗原謙司信秀としては上々作にランクされます。

鎺:金着二重
刃長:76.0cm
反り:2.1cm
目釘穴:2個
元幅:3.33cm
先幅:2.42cm
重ね:0.76cm
刀剣重量: 920g

時代: 江戸時代末期文久2年(1862)
体配:身幅尋常、重ねやや厚く、反りが浅くつき、切先と茎が伸びた長寸の作品で生刃が残る。
地鉄:板目肌よく錬れて地景が入る。
刃紋:沸出来互の目乱れ、刃中に砂流金筋がよく働き、帽子は乱れこんで返る。

特徴:
栗原信秀は文化12年越後生まれの幕末の刀工で、15歳頃からおよそ20年間にわたり、京都で金具師として活動していたが、寛永初年頃に刀工に転身し、江戸で数年間源清麿に師事した。転業の背景には、京都という土地柄、復古論や勤王論に接することが多かったことが影響していたのではないかと推察される。
嘉永5年頃にはすでに独立していたと考えられ、その後は幕府に腕を見込まれて浦賀や大阪なので幕府に従事して作刀を行い、慶応元年には筑前守を受領した。金具師としての経歴があるだけあって刀身彫りを得意とし、鏡の製作も行っていた。

保存刀剣鑑定書
葵美術評鑑定書:全身押し形

開始価格: ¥3,800,000

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終了時刻: 2025/06/29 (日) 10:30
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